普通のフネじゃ東京湾最速

一度始めると納得できるまで止めない性格である。本日の仕事は14時から夢の島マリーナでエンジン誌の撮影。目覚ましも掛けずに5時に起きてしまった。
向かう途中、山崎海師匠から電話あって「何時に出るの?」。そんなこんなで本日も山崎海師匠と遠藤さんと3人で日の出から鳥山を追いかけてたりして。

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鳥山が落ち着くと写真撮る余裕ででくる

10分走れば面白いように美味しいサカナが”ほぼ”確実に釣れるのだから、その魅力に逆らうのは難しい。本日は船長を山崎海師匠がやってくれたので、釣りに専念出来ました。おかげであまり活発な鳥山もなく、日曜日とあってライバル(他のフネ)多かったものの、納得できる釣果。

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一番大きなフッコ(60cmにゃ少し欠ける)は遠藤さんが

本日もバラしが多かったけれどキッチリとイナダをゲット! マリーナに戻り、フネ談義をしていたら、近所のバースの知り合いの方のフネが今年のボート・オブ・
ザ・イヤーの候補艇なのだという。されどまだ試乗交渉をしていないそうな。それじゃ、ということで山崎海師匠(実行委員長です)を紹介しにいく。

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驚きました!

すると「いいですよ」と快諾いただき、しかもすぐ出港してくれるという。ちなみにこのフネ、夢の島マリーナじゃ一番速いと言われている。北朝鮮のレポ船を余裕で追いかけられるだけでなく、東海汽船のジェット船すら抜けるそうな。ちなみに53ノット出るのだとか。海上保安庁のフネより速いっす!

荒川河口を右に曲がり、まずウォームアップの40ノット。抜群に速いと言われるポーナム28G(小さいボディに240馬力×2基)でも37ノットが限界。そいつを簡単に超えた。さらにアクセル全開にしたら、背中をケ飛ばされるような加速ぢゃありませんか! GPS見たら49,6ノットだって! もーれつだ!

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これがサーフェスドライブの航跡!

東海汽船のジェット船の最高速は条件良いときで45ノットくらい。海の上での50ノットって、クルマなら300km/hオーバーの迫力です。ちなみにサーフェスドライブと呼ばれる半分空中に出た特殊なプロペラを採用している。航跡を見ると猛烈な水煙が上がっていた。エンジンは700馬力。

ゆっくり走って三浦三崎まで1時間とのこと。海況良ければ大島まで1時間半だ。操船させて貰ったが、魚雷艇ってこんな感じなんだろう。良い経験になりました。参考までに書いておくと、オーナーは社会的な信用度のある優良企業の社長さんです(山崎海師匠より先輩のお年頃)。フネ好きなのだ。

これまで私が乗った一番速いフネは下の写真のBARのレーシングボート。最高46ノットでした。こんなカッコしたレース艇ですらジェット船と同等なのだ。普通のカッコしたフネの53ノットがいかに凄いか解っていただけるだろうか? しかも満タン全開で10時間くらい走れるとのこと。

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このフネより速い!

マリーナに居ると時間の経過が早い。あっと言う間に取材の時間。撮影終了後、せっかくマリーナに来たのだから、と撮影に協力して頂いた方(撮影車のオーナー)に乗船してもらい、東京湾奥周回クルージングコースなど。少し寒かったものの、天気も海況も良好。夕日まで見られました。

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ベタ凪です

こういう日記を書くと「毎日遊んでやがる」と思われちゃうんだろうなぁ〜。人から誤解されるの、とっても悲しいことです。されど自分自身、遊んでるんだか仕事してるんだか解らなくなることも少なくない。

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3 Responses to “普通のフネじゃ東京湾最速”

  1. s308sti より:

    船の世界まだまだ知らないことがいっぱいです。
    50ノット体験してみたいです。

  2. まつもとちえこ より:

    今回の3匹はマルスズキっぽいですね。
    食味に違いが有りましたか?
    それにしても未だに湾奥でイナダが釣れるとは・・・・
    今年は湾の水温低下が大分遅いみたいですね。
    船で釣れる方々が羨ましいです。

  3. 国沢光宏 より:

    なるほど刺身で食べたら味が違う。
    少し臭みあります。
    比べてみると顔つきも違いますね!

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