松下宏の食べ歩き/良店少ない沼津港・魚河岸 丸天の海鮮かき揚げと鮪のシチュー

現役時代に同業者だった岡島裕二さんを誘って沼津港へ。青木英夫先輩推奨の宿題店である「魚河岸 丸天」行きました。青木さんの話では、海鮮丼や刺身はとにかく新鮮でうまいとのことでした。そして特許取得の円筒形をした茶筒のようなサイズの海鮮かき揚げがあるともおっしゃっていたので、好奇心からこれを試す気持ちになりました。さらに事前にホームページを調べると、鮪のフルテールシチューが特許取得とされているほか、鮪のフルテールステーキというメニューもあり、迷いつつ現地で決めようと思って向かいました。

店に着いて最初に決めたのは海鮮かき揚げを単品で注文し、二人でシェアして食べることです。天つゆを追加でふたつと頼みましたが、特に追加料金なくふたつの天つゆが提供されました。ほかに沼津港に来たのだからと、生桜海老と生しらすもオーダーしてシェアして食べることにしました。

そして私は鮪のフルテールシチューと鮪のフルテールステーキの両方を試すくらいの勢いだったのですが、冷静な岡島さんがふたつは多すぎる可能性があるから、どちらかひとつを頼んで、出てきたを見てから足りなければ追加すれば良いとのアドバイス。素直に従うことにしました。岡島さんは看板メニューの丸天丼(海鮮丼)を選択しました。

先に生桜海老と生しらすが出てきました。生桜海老はともかく生しらすはメニューの写真に比べてやや量が少なめかなと思いましたが、それぞれ400円と350円という安さですから、まあ不満を感じるほどではありません。むしろここでしか食べられない新鮮さに大満足でした。次に出てきた海鮮かき揚げはほぼ想定した通りの大きさでしたが、十分に大きいです。二人でシェアして食べるのもとても大変でした。

そもそも割り箸で二つに切り分けるのに難儀しました。まあ見たこともないかき揚げに好奇心は満足させられました。何年か前に御殿場の山中にある「魚啓」でざぶとんのような海鮮かき揚げを注文して食べきれずギブアップ(容器を買って半分持ち帰り)したことがありますが、それに近いくらいのインパクトとボリュームのある海鮮かき揚げでした。この日は二人でシェアしたので何とか食べきることができました。

さらに驚かされたのは鮪のフルテールシチューです。メニューの写真の2倍はあるのではないかという大ボリュームで出てきました。掲載した写真ではサイズ感が分かりにくいと思いますが、添え物のポテトやにんじんは普通のサイズですから、大きさが推測できると思います。しかもメニューの写真では一切れだったテールが二切れ入っているのです。

見た瞬間に食べきれるかなと思ったほどで、岡島さんに味見を少し手伝ってもらって何とか食べきりました。普通のビーフシチューならソースまできれいに食べるのですが、ここではさすがに一部を残しました。ソースの味がデミグラスソースなとどは違った特別なもので、何とも濃くてくどい印象だったこともソースまできれいに食べられなかった理由です。ふうふう。

昼過ぎにこの食事をした後、東京に戻った夜になってもお腹が空かず、晩ご飯を食べることができませんでした。私のように老い先短い年齢になると、これまでに食べたことがないものがあれば基本的にチャレンジして食べ、冥土への土産話のネタにしようと思うようになります。

その意味で、この日の海鮮かき揚げも鮪のフルテールシチューも、好奇心を大いに満足させてくれるものでした。次回「丸天」に来ることがあったら素直に刺身のうまさを堪能したいと思います。会計は合計で5280円ですから安さおレベルも相当なものです。現金のみの清算でした。

<おすすめ記事>

2 Responses to “松下宏の食べ歩き/良店少ない沼津港・魚河岸 丸天の海鮮かき揚げと鮪のシチュー”

  1. z151 サンバー愛好者 より:

    最後に沼津港のこのお店に行ったのはコロナ禍前、すっかり観光漁港化して大繁盛の丸天さんでした。
    ひなびた漁港時代から知っているのでビックリな変わり様で、90分待ちとかでした。
    茶筒状のかき揚げが丼(1尺径の盃だったと記憶)に刺さったかき揚げ丼を若い頃よく食べました。
    本物は見たことないけれど、ピサの斜塔ってこんななのかなとか友人と話したり。(笑)
    行儀悪くさっさと倒してほぐしたら、おろし生姜と大根おろしを載せて、天つゆぶっかけてザブザブいただくのが私なりの作法でした。
    忘れてはいけないのがお土産に「持ち帰りのあら煮」。
    メニューにはないかもしれませんが、頼めば大体あります。
    新鮮な魚のブツ切りを甘辛いタレで炒り煮したこれを持ち帰らずして丸天に立ち寄ることなかれ。
    大きなタッパー持参で。たっぷりと入れられて400円(税抜き)くらいだったかと。
    200円でサービスしてくれたこともありました。
    オススメの魚は日替わりなので、その日のオススメは店員さんに聞いた方が楽しめます。

    • zc72s乗ってます より:

      今の魚河岸店がオープンした時は華やかに賑わっていて当時から名物だったジャンボ海老フライを食べましたね。
      その前は現店舗の向かい辺りにあって10人位でいっぱいの店で、刺し身やフライの定食にいかゲソか子巣煮(マグロの卵)を追加するのが常でした。
      沼津駅前の春日町や卸団地の店も無くなったようですね。

コメントを残す

このページの先頭へ