観艦式2012

マル・キュウ・ヒト・フタ時に出航後、ヒト・ヒト・サン・マル時に観艦式の海域に到着。もはや周囲は軍艦だらけ! 右舷にはヘリ空母『ひゅうが』。写真をクリックすれば解る通り、雨と強くて冷たい風が吹き荒れているだろう広い甲板を見たら人だらけ! ひゅうがだけで何人乗っているんだろ? 

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ヘリ空母『ひゅうが』の甲板には人がたくさん!

艦内を探索してみた。自衛隊員のホスピタリティに驚く。考えてみたら我が海軍はムカシから洗練されていたと聞く。下の写真はいわゆる「水兵さん」。この人たちが叩き上げの軍曹達になっていく。日本の強さや奥行きの深さは決して幹部だけで作られるモンじゃないです。こらもう軍隊に限らず。

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今後の我が国を担う若手と

しらねの艦内で目立つのが消火ホース。隔壁ごとに消火ホースを設置してある。もう至る所に、というイメージ。これを見ただけで戦争の厳しさが伺えた。そういえば戦史などを見ると消火活動のシーンが数多い。ダメージ受けた後の戦闘能力のキープは、消火活動で決まるという。

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消火機器が至る所に

艦尾に対航空機用の『短SAM』というロケット発射機が。計8基。攻撃してくる飛行機もチャフやフレアなど欺瞞装置でかわすだろうから、命中率5割として4機しか落とせない。12機くらいで攻められたら しらね 一艦じゃ対応できなくなってしまう、ということ。そう考えると安心できない。

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短SAM(見えるようにカバーをはずしてある)

魚雷発射管は左右に3つづつ。これまた装填に時間かかるため、3発発射したら無くなってしまう。射程だって決して長くない。敵のフネの数が多い実戦となったら、十分といえない。しらねに限らず、飽和砲撃(装備は悪くても数で攻める方法)を仕掛けられた場合、こちらも装備の質より数がモノを言う。

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魚雷発射装置

潜水艦は3隻参加していた。写真は『けんりゅう』というそうりゅう型の最新艦で今年3月の完成(川崎重工製)。日本が誇る最も新しい潜水艦だ。水上走行時はディーゼルエンジンを使用するも、潜水時にスターリング機関を使う世界の最新技術で作られている。使われている鋼板の「強さ」はアメリカやロシアと並ぶ。

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そうりゅう型。艦尾のX型潜舵がハッキリ解る

中国はそうりゅう型の2世代くらい前の鋼板を使っていそうな。ちなみに最大常用深度300m。イザとなったら450mくらい潜れるらしい。ただスターリング機関に起因するものなのか、イルカのような浮上ジャンプが出来ないと言われている。真偽のほどは確認できないので全く不明。

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US-2

世界最高の離着水性能を持つUS-2の低速飛行には度肝を抜かれる。そんな遅い速度で飛べるんかぃ! と思うほど。こうやって軍艦や飛行機や潜水艦を見てると、日本の技術力を再認識す。軍需産業を輸出可能なビジネスにしたら、相当のシェアを取れるような気がします。

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しらね艦長藤原一等海佐(ムカシなら大佐!)

最も気になった入港時の操艦指示は全て艦長が出す。サイドスラスタ無し159mのフネを見事桟橋と並行状態に止めたのには驚いた。海上自衛隊のホスピタリティは終始素晴らしい。下艦時に艦長と記念撮影までしちゃいましたから。いろんな意味で自衛隊について深く考える機会になった。

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楽しかった、写真撮ったら『あたご』

あたごは漁船との衝突事故を起こした。あれだけ入念にウォッチしてるのになぜ衝突事故など起きるのか、と疑問を持ったら、大手企業に勤める近所の松本さんが「衝突事故も起きるでしょうね」。内容を聞き深く納得。ブリッジに半日居たら、相当理解できた。この件についちゃ明日に。

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2 Responses to “観艦式2012”

  1. applefanjp より:

    師匠、そうなんですよね。
    やはり、その時の最新の技術が集約されるんですよね。
    軍需産業。
    昨日書きかけたことを書いていただけました。
    日本、軍事バランスをとって平和という
    現実を見た輸出を
    技術も含めてか進めるべきです。
    ちょっと古い技術ですけどね。
    なりふり構わずやってかないと・・・
    と思っていたら、
    Chademoが・・・涙。

  2. Mosquito より:

    わたくしは、あたごの艦橋が自衛艦の中で、「特に」高い位置にあることが原因の一つだと想像しておりますが、国沢様の見解はいかがでしょうか?

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