11月19日

午前中は部屋で原稿書き。夕方から広州に住んでいる(正確には香港と広州を往復してます)30年来の友人と会う。電話すると「マッサージの名人の予約を取っておいたよ」。ホテルから歩いて20分くらいの場所にあって、目の不自由な人が施術してくれるそうな。1時間60元だという。ジツは一昨日のマッサージ、ちょっと強めだったこともあり強烈な”揉み返し”に見舞われてしまった。今日も午前中一杯、首を動かせなかったほど。私はタイ式のマッサージの方が身体に合っているらしい。この状態でマッサージはキツいかと。ただ中国の名人も体験してみたい。痛かったらリタイアしようと決め施術始まったら、超微妙。痛いのだけれどガマン出来る範囲で、しかも徐々に痛みが薄れていく。こんな体験初めてです。終わってみたら摩訶不思議! どこも凝ってないのだ。特に背中の後ろ側は万年ガチガチ。なのにマッサージ屋さんから外に出るや軽い軽い! こんな素晴らしいマッサージを800円くらいで受けられるなんて信じられない! 知人はほぼ毎日昼ご飯の後、通っているという。そらそうだ! この人、日本で開業したなら、大儲け出来ると思う。いやいやさすが中国だワイと感心しきり。明日も、と予約しようとしたら、12時からだって。老後はマッサージが安い国で過ごしたいとつくづく思います。若い頃は全く気持ちよいと感じなかったけれど、ジジイになったら身体中凝る。すっかり気分良くなり夕食。中国の最新の状況を聞く。まぁ景気悪くなったとはいえ、13億人を越える人口が作り出す消費のチカラは巨大だ。景気悪くなったと言っても横ばいか微増。なんせアメリカの5倍以上の人口を持ち、しかも上昇気流に乗っている。踊り場はあるかもしれないが、当面は需要に追いつかないかもしれない。エネルギー問題というハードルを越えると、一段と凄いことになりそう。やっぱり大国だ。ナメたらアカンです。

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