これは現行型オデッセイのショックです

下の写真の車種、何だと思いますか? 喜多見さんに見せてもらった際、私は10年以上融雪剤を使う地域で使われてたクルマのダンパーだと思った。しかし! なんと現行オデッセイのダンパーだという。この部分、シールガードという樹脂の部品で覆われているのだけれど、外してみたら錆というか腐食している! なんでこうなるのか? 次の写真を見ていただければよ~く解ります。

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オデッセイのダンパーは韓国ザックス製。腐っている場所の金属はプレスしてカシめてあるのだけれど、驚いたことに塗装も防錆処理もしていないナマのまんまの金属である。下の写真が新品です。こんなデタラメな加工、日本のダンパーメーカーなら絶対やらない。いっつも私の批判の対象になっているKYBだって、品質やクオリティは世界イチのレベルである。

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腐食するとどうなるか? 十分な肉厚あるため2年や3年なら問題ないと思う。けれど経年劣化でどんどん金属は弱くなっていき、やがて破損してしまうことも考えられる。ここが抜けちゃう、ということです。加えて自分のクルマのダンパーがこんなになっていると思うと気持ち悪い。とりあえず喜多見さんのトコロでネオチューンに入ったら、腐食部分を落として防錆剤を塗っているそうな。

韓国や中国の部品を使っているメーカーも多いけれど、こういった細部の処理は少しばかり不安。また、韓国ザックスを使っている韓国の自動車メーカーは、やがてこの手のトラブルが続々出てくるかもしれません。リコールの対象かとなれば、よく解らない。ホンダがこの状況を知っているかどうか不明。もし認識しており、耐久試験で問題なければOKでございます。気分の問題だ。

サンコーワークスのWebへ

・追記 ホンダに問い合わせたら「しかるべきテストをして部品の採用をきめておりますので、今回のダンパーについても同じ基準で採用してます」とのことでした。正式に問い合わせて正式に「問題ない」というのだから、この腐食に起因するトラブルは絶対無いということです。気分の問題ですね。

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