日産ルノーと一体化へ

日産は4月に大きな組織改革を伴った人事を行う。短く紹介すると「ルノーとの一体感を大幅に増す流れ」だ。すでに日産とルノーの部品共有率は驚くほど高い。エンジンやシャシに代表される大物だけじゃなく、エクストレイルのダンパーなんか韓国サムソン系列の『マンドゥ』というサプライヤーである。

驚いたことにウインカーレバーまで共用化が始まっている。ただウインカーの操作力一つとっても、日産の基準からすれば「硬い」。操作がおっくうになるほどの”渋さ”なのだ。日産も認識しており改良すると言っていた。そうなると個別対応になり、共有のメリットは薄くなると思うのだけれど‥‥。

エクストレイル(スカイラインも)のウインカーの渋さを指摘している同業者の試乗レポートが無いため、案外そのまんまイケちゃうのかもしれません。もう少し踏み込んで考えると「国際商品にならぬフランス人の感性と、世界中で売れるクルマを作る日本人の感性の違いをどの程度勘案出来るか」だと思う。

ちなみにルノー車はアメリカで支持されず撤退。アジア地区はお話にならず撤退(中国のみ進出する)。お膝元のヨーロッパ市場ですらジリ貧といった状況にある。日本も「好きな人は好き」という状況。デザイン一つ取っても普遍性低い。ルノー色が弱くなり、日産的になってくれば良いかもしれません。

人事も大きく変わる。日産の得意分野である開発と生産は日本人の副社長を2人置くなど日産のウエイトが重くなる。一方、日本人だと不透明&情緒的になりがちな購入と人事はルノー側に主導権行く。この4部門は日産とルノーのアライアンス(共用化、と言い換えてもOK)を深めるべく動きます。

日産の販売部門は変わらず。したがって国内市場に関して言えば、大きな動きは無いと考える。エクストレイルにルノーの1,6リッターディーゼル+ツインクラッチを搭載することは可能だけれど、日本側に夢が無ければ(コミットメント制の弊害です)実現出来ない、という残念な状況は変わらない。


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