暫定税率維持大反対!

ガソリン諸税の暫定税率維持派の意見や根拠を見ると、見事に納得できるモノが無い。例えば「ヨーロッパに比べるとガソリン税は低い」、ということをマジメな顔して言うオタンコな議員なんか居る。確かにガソリン税についちゃ安い。けれど日本は高速道路が有料な上、めちゃくちゃ高いんですよ。その議員さんは自分でお金なんか払ってないのかもしれないですけど……。私の場合、年間20万円以上の通行料金を支払っています。リッター12kmのクルマで年間2万km走るとすれば、通行料金だけでリッター当たり120円。つまり現在のガソリン税は高速道路が無料の国(ドイツやイギリス)の基準で考えればリッター当たり約175円ということ。フランスやイタリアのような高速有料の国も日本の10分の1の通行料金ですけど。読売系の週刊誌を見たら、クルマに全く乗らない記者が書いた記事なんだろう。「暫定税率を止めても世帯に於けるガソリンの負担額はタイして変わらない」と書いてあった。さらに「月間数百km乗るようなヘビーユーザーなら月にわずか千円安くなるだけ」だって。今や地方に行けば年間平均走行距離は1万5千kmに達する。平均して月間3回はガソリンスタンドに行く計算。暫定税率を止めたなら40リッターで千円も安くなるのだ。「渋滞が酷い」という意見もある。そんなもの渋滞の理由をキッチリ分析すれば、道路作らなくたって大幅に改善可能。右左折レーンの見直しや、信号タイミングの変更、はたまた追いつかれたクルマは道を譲るような規則を作ったっていい。北海道の追い越し禁止区間で、多数の後続車を従えてノロノロ運転しているKY野郎のため道路を作るなんてナンセンスだと思わないのだろうか? 第一、道路特定財源は昨年まで余っていたのだ。いいオトナが「東京は恵まれている。オレらは不幸だから道路クレ。補助金クレ」とやっているのをみたら、地方の若者達は絶望しか感じない。自分が生まれ育った土地を捨てるのも当然です。

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3 Responses to “暫定税率維持大反対!”

  1. タケゾウ より:

    地方(特に農村部)の高速道路の利用状況についていうと、現状は完全にガラアキです。
    秋田県に住んでいますが、秋田自動車道は毎日貸し切り状態で、車間距離が前後1km以上あるときが頻繁にあります。
    もちろん、農産物の輸送などの需要はあるでしょうが、料金が高すぎて、多くの人が利用するには、コスト的にみあわないのです。
    あと、道路が地方を「植民地化」するという問題もあります。
    なぜ、地方の人は道路が欲しいのか?
    端的に言えば、農家が農業を辞めたがっているのです。田畑を、道路や、それに隣接する商業地にした方が儲かるからです。
    では、そうして出来たバイパス沿いの「新しい街」に、どんな企業が進出するのか?
    これは、地方の皆さんはご承知ですね。ほとんどが東京に本社があるチェーンストアが進出するのです。地元企業なんか、出店しません。
    こうして、地方の人をパートやアルバイトなどの安い賃金で働かせて、利潤は東京にもっていくという「植民地経済」が出来上がるのです。
    地方経済を根本的に改善するには、このようなやり方を続けるべきではないと思います。

  2. 国沢 より:

    nobuさんの辞書に「プライド」という文字はありますか?
    税金をたくさん払っている人から施しを受けたいですか?
    補助金が欲しいですか?

  3. タケゾウ より:

    nobuさんが、私の意見のどの辺に反論したいのか、よくわかりません。
    私は、自分の住んでいる地域の実情を、ありのまま伝えただけです。
    高速道路の料金が高すぎて誰も使えない状況は、ちゃんと書いてあります。農家が農業を辞めたがっていることも、文意をきちんととらえれば、農業では生計が立たないことを読み取れるはずです。
    さて、富の再分配という問題ですが、私ならその前に「搾取をやめろ!」と主張します。
    田畑を潰して、道路を作って、商業施設を誘致しても、結局は地方の人が低賃金で働かされて、利潤は一部の地主や東京の本社に行くだけです。
    現在はまだなんとかなりますが、将来人口が減少して、採算がとれなくなったら、こんな東京に本社がある商業施設はすぐ撤退します。
    残るのは廃墟ばかりですよ。これを「搾取」「植民地」と言わずして、どう表現するのですか?
    再分配もいいけど、私なら、まず独立することを考えます。
    追伸 nobuさんは、どの辺に住んでおられるのですか。
    秋田では、子供達が秋田弁で会話をしなくなりました。nobuさんの地方では、どうですか?

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