残念ながら日本の技術は世界に対し大きく遅れてます(30日)

我が国の新世代輸送機『C-2』の初号機が自衛隊に納入された。今まで使われてきた『C-1』という輸送機、驚くほどショッパいスペックしかない。荷物を満載の8トン積むと、1000km+αの航続距離しか確保出来ないのだ。東京(自衛隊入間基地)から那覇空港まで直線距離で1545km。風向きや余裕など考えれば、たった3トンくらいしか搭載出来ないということです。

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私の家の上を飛ぶC-1

ジェット輸送機で1500km飛べないなんて役立たずに近い。やむをえず5トン搭載して4000km近く飛べる4発プロペラ機のC-130H(スーパーハーキュリーズ)を海外派遣などに使っている。ちなみにオスプレイですら、4トン搭載して入間~那覇を飛べます。速度はC-1が650km/h。C-130で620km。オスプレイ565km/h。C-1の性能、お話にならん。

だったら航続距離も搭載重量も巡航速度も圧倒的に優れている民間機のB737-700あたりを輸送機として使えばいいでしょう、と思うかもしれない。確か にそうなんだけれど、B737-700の離着陸距離は無理して1500m。未舗装の滑走路には着陸出来ない。C-130Hなら600mの未舗装滑走路をベー スに運用出来ます。軍用機はラリー車のようなもの。

さてC-2である。搭載されるエンジンは自衛隊機のB747-400や、空中給油機(B767)と同じ『CF6』を搭載。民間機だと中型クラスのサイズを持つ双発機で、最大搭載量30トンで12トンの荷物なら6500km飛べます。援助/警備活動などのベースになるタイのウタパオ基地まで4500km。C-1だとお話にならず、C-130Hだってワンストップしなければなりませんでした。

C-2の最短滑走距離500m。もちろん未舗装滑走路だってOK。巡航速度890km/h&最大高度12000mは民間機と同等だからして、航空路を飛べる。日本の技術は素晴らしいと信じてる人が多けれど、自動車で言えばやっとカローラクラスを作れるようになった程度。参考までに書いておくと、アメリカの主力輸送機『C-17』は、72トン(!)積んで4600km飛ぶ。

週末に出たラリーの走りを短い動画にまとめてみました。33口径のリストリクターを付けたためかスタートがモッサリしちゃってる。以後、ほとんど曲がっていないオシッコ漏れそうな高速コースの状況がよ~く解って頂けると思う。キチンとしたペースノート無しじゃ無理です。終盤、深さ30cmくらいの穴ぼこを軽々通過するシーンも出てくる。この区間、普通車なら最徐行だ。

ちなみに今回のラリー、私の平均速度は89km/h。優勝したスーパーランサーが97km/hなので、8km/hの差。こいつを次戦は半分くらいまでに挽回したいところ。コ・ドライバーのウデだけで相当カバー出来るし、ブレーキと冷却さえ上手に対応出来たら不可能な速さじゃないと考えます。さらにリストリクターの大きく出来そうなので、さらにイケるかも。

 

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