日産、電池調達計画見直し?
ロイターが伝えた日産の電池調達計画は、いろんな意味で興味深い。大雑把に紹介すると「計画していた台数に届いて居ないため、NECと組んで生産している電池を減らす。そして安価な電池を韓国のLGケムから調達する」というもの。ルノーはすでにLGケムの電池を使ってます。
品質に問題ないし、どうやら日産NECの電池より安いらしい。現時点でリチウム電池は供給過多になっており、値崩れしている。だったら安いところから買おう、という判断なんだろう。調達計画変更の根底にあるの「ゴーンさんの思惑より電気自動車の普及が大幅に遅れている」。
実際、日産NECの電池生産キャパシティは年間22万台分。それに対し、2013年の全世界販売台数6万7千台。今年も10万台を超えることなど無いだろう。10万台を超えたとしても、総合的に考えればLGケムの電池(日産NECと同じラミネート型)を買った方がリーズナブルなんだと考える。
ただ日産が電気自動車から手を引くということじゃない。むしろ現行リーフ用の大容量交換電池を開発しているというウワサもある。今まで計画していた販売計画を下方修正し、それに見合った生産キャパシティ&コストも模索する流れです。電気自動車の未来は基本的に明るいと思う。
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