フェラーリも人工呼吸器を! 広島の辛さを知ってるマツダが最初に手を挙げたらクルマ買いますよ!
我が国最大の弱点は「融通が利かないこと」だと思う。東日本大地震の時も、勝手に着陸しちゃイケナイという規定あるため、緊急で助けなくちゃならないヒトが目の前に居ても、自衛隊やメディアのヘリコプターは助けなかった。米軍みたいに「重すぎて墜落しそうになったので緊急着陸して荷物を捨てるという緊急避難策を取った」みたいな粋なことを出来ない。
国の対応が遅いため消毒用アルコール不足になったのを見て高知県の菊水酒造が自社の設備とノウハウを活かし、77度のアルコール作った。けれどこれを消毒用として売ると薬事法に引っかかるとクギを刺されたらしい。結果、500ccで1320円のウチ、385円の酒税を払い「消毒や除菌を目的に作られたモノではありません」と但し書きをしなくちゃならんという。役人に危機感無し。
イタリアでフェラーリが人工呼吸器の製造に乗り出した。アルマーニも防護服の生産に入り、ブルガリは消毒用ジェルの作り始めたという。他の国々の有名企業も次々と新型コロナに役立つべく名乗りを上げ始めた。翻って我が国を見るとジャンルを超えた手助け”ほぼ”無し。日本で最も技術やモノ作りのチカラを持っている自動車産業すら手を挙げない。寂しいです。
このあたりでマツダあたりが「広島は人の心の痛みが解ります。完全AT人工呼吸器でも防護服でも防護シールドでも作ります!」などと手を挙げたら心強い。そしたらマツダの株を買います! クルマも買っちゃう? ウソ偽り誇張じゃ無く、マツダが一番早く名乗り上げたらクルマ買いますよ! 少なくとも防護服や防護シールドなら塗装ラインで使う為のもの」でとかでよかろう。
古今東西、戦争で大切な決断をする時に必要なのは、1)合理性。2)優先順位。3)武器の3つが必要だと言われる。一つでも欠けたら運に頼ることになります。二つ欠けたら絶対成功しない。大日本帝国大本営は最初から1)に欠け、ミッドウェイで2)も無く2つ欠けた。以後、武器も無し。勝てるワケなし。これ、ビジネスや政治判断にも言えることだと思う。今の日本の新型コロナ対策は?
検査しないため、感染者が何度も病院に行くハメになる。とうてい合理的といえない。優先順位だって感染防止だろうにナニかにおもんばかってます。武器はすでに防護服や医療用マスク、アルコール不足。医療現場に「気合いで戦え!」と言ってるようなもの。1月下旬にこうなることは自動車評論家だって予想出来た。2ヶ月あれば何とかなったと思う。
これだけ準備期間あったのに医療崩壊したなら、100%為政者の責任だ。といっても責任取ってくれないので、自分の安全は自分で守るべし! 私は日本の自動車産業が出てきてくることに期待してます! 本田宗一郎さんなら「ウチでなんかできることねぇのか!」と動いたと思う。ホンダのDNAも消えちゃったか?
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