カローラクロス、改めて試乗したら、さらにいろいろ解ってきた。199万9千円のグレードに興味津々!
カローラクロスに改めて試乗してみた。クルマって少し長く乗らないと解らないことも多い。加えて開発担当者の話など聞けたらなおさら興味深いです。ということでくるまのニュースで書いたインテリアのステッチだ。記事では「硬い樹脂の素材なのにステッチのシボが入っている」と紹介した。下の写真がそう。運転席右側エアコン吹き出し口の下である。Cセグとしちゃ物足りない。
再度インテリアをチェックしてみたら、意外や意外! センター部分はソフトパッドになっており、そこにステッチのシボが入っている。このレベルの仕上げだとCセグのど真ん中といった感じ。そもそもCセグなら素材はソフトパッドであって欲しい。「触ることなんかないから硬い樹脂でいい」と言う人もいるだろうけれど、そこまで割り切れないです。
ドアの内張を見たら「あれれ?」。ソフトパッドだし、ホンモノを糸を使っている! これCセグとしちゃ贅沢だ。カローラ、決して安っぽいだけじゃなかった。少しばかり見直す。というか2回目の試乗では良さだけを感じることになってしまった。ハイブリッドの実用燃費なんか都内の一般道ばっかり100kmくらい走って24.8km/Lだって! どんな基準を持ってしても燃費良い。
はたまたドアミラーの面積が驚くほど広い! こんなに大きい鏡面積のあるドアミラーなんか見たこと無いほど。視界も極めて少なく、右側Aピラーでケラれる視野だって最小限だ。プリウスやC-HR、カローラワゴンなどに共通する大きな弱点だったキャビンの天井高は、同じプラットフォームと思えないほど高い。またシート高もカローラワゴンより120mmも高いそうな!
唯一の難点と感じる160mmというSUVとしちゃ大いに物足りない最低地上高は、床面こそ高いもののフロントサスの後端が出っ張っていた。ここはタイヤに近いため、圧雪や新雪ならそれほど大きなハンデにならないかもしれない。開発陣には外径が40mm大きいタイヤを履かせたモデルを作って欲しいとリクエストしておいた。そうすれば最低地上高が180mmになります。
2回目の試乗は最上級グレードの『ハイブリッドZ』だったが(最新の受注状況は90%ハイブリッドとのこと)、個人的にはほとんど売れていない199万円の『G”X”』に注目している。安全装備などフルについてこの価格って素晴らしい! 開発陣に聞いたら「真剣に頑張りました!」。粘り強く値引き交渉し、乗り出し価格200万円チョッキリで行けたら最高にお買い得だと思う!
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