日産やホンダは高いと書くと「トヨタが安い」と言われる。トヨタ値上げしていいってこと?

日産とホンダの売れ行き低迷の大きな要因になっているのが相次ぐ値上げだと私は考えている。材料の調達コストや装備内容の向上に伴う値上がりなら仕方ないけれど、日産とホンダの価格上昇はトヨタを大きく凌いでいる。先日も紹介した通り、Bセグのプラットホーム使う新型キックスの価格を見るとCセグのカローラクロスより高いほど。新型エルグランドもアルファードより高い。

販売低迷するから1台あたりのコストも上がる

ホンダだってフリードとシエンタを比べたらエンジン車もハイブリッドも20万円程度高い。そんなことから「日産やホンダはトヨタより高い」みたいに書くと、必ずや「トヨタが安い」みたいな話になってくる。ここにきてトヨタもそういった状況を見ているらしく「ウチのクルマが安いから日産やホンダの国内販売が伸びないんでしょうか?」的な質問を関係者から何度も受けた。

実際、おそらくトヨタ全車を5%値上げしたって売れることだろう。5%なら日産やホンダよりまだ安いですから。それをやらないのはトヨタに「値上げしたくない」と思っている人がけっこう多いからだったりする。印象的だったのはカローラクロスの開発担当者に話を聞いた時で「営業サイドから調達コスト上がっても工夫して値上げは抑えて欲しいという強いプッシュがありました」。

アルファードと同じ価格だったオデッセイ国内販売終了

ここまで前置きです。世の中の流れが「日産とホンダは高い」でなく「トヨタ安い」になると、トヨタ社内の値上げ推進派が強くなっていく。ちなみにトヨタ社内の値上げ派を説得する材料に「納期が長いウチは利益幅の大きい最上級グレードしか設定しない」という選択肢がある。実際、トヨタは『Z』を最上級グレードとし、続いて『G』『X』としている。高価格帯は『Z』だけのモデルって多い。

だけれどエントリークラスの車種は『X』をラインアップしている。そんなトヨタも「安過ぎるからライバルが厳しい」と言われたら、値上げに動くと思う。クルマの価格が高くなってもいいのなら「トヨタ高い」と考えるのもいいだろう。私は「日産とホンダが高い」と言い続けたい。何度も書いてきている通り、ディーラーの営業担当をAIにするなど新しい技術を使うことでコストダウン出来る。

日産もホンダも経営陣の大失策により販売台数が減っている。1台あたりの開発コストや生産コストの上昇を意味します。それを販売価格に上乗せしている。相当のブランドバリューない限り選ばない。そのブランドバリューもトヨタはキッチリ創ろうとしている。三部体制のホンダは落ちる一方。日産もエスピノーサさんのメディア対応で元気を取り戻すように感じさせているが‥‥。

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