大型トラックの自動運転も実証試験中。このジャンルでの課題は割り込み乗用車の急ブレーキなど
大型トラックの自動運転の実証試験も始まっている。すでに『T2』が毎日のように内容的には「ハンドル手放し走行可能なレベル3ながら運転の主体はドライバーにあるレベル2」運行してデータを集めている。技術的には高速道路の同じ区間を90km/h巡航する大型トラックの無人運転についちゃ十分可能だと思う。街中の無人運転よりずっと難易度低いですから。
写真/T2
T2のプロジェクトの第一段階は、1)一般道ドライバーの運転で高速道路近隣のターミナルまで走る。2)ターミナルでドライバーは下車。3)高速道路を無人自動運転で移動。4)目的地のターミナルでドライバーが乗り込み目的地へ、というもの。繰り返すけれど技術的なハードルは低いと思う。高速道路の巡航、単調。ドライバーにとっても眠気との戦いになる。
自動運転の方がずっと安全だと思う。それなら早い時期に実現するか? 難しいと思う。大きな大きなカベは警察だ。大型トラックに積載されている荷物の中には「荷崩れ」を極端に嫌うモノもある。箱が潰れることだけれでなく、衝撃を与えると商品にならないモノだってあります。実際、強引な割り込み起因の急ブレーキで先行車が賠償請求される事案は少なくない。
一方、乗用車のドライバーには様々な人が居る。全て善人とは限らない。はたまた初心者や高齢者だっているだろう。先日も高速道路の出口で急に割り込まれたことがあった。高齢者だったので判断ミスなんだろう。前方に突如障害物が出現した場合、自動運転トラックなら最悪のケースだと急ブレーキを踏むしかない(もちろんハンドル操作で回避出来るならそうすると思う)。
その場合、100%先行車に賠償請求出来るか、ってことです。有人トラックなら「横切るだろうから」と急ブレーキ踏まないという判断をするかもしれない。となれば積み荷のダメージ無し。自動運転だから被害出た、ということも。このあたり。警察が毅然とした判断基準を持つならいい。現状だと飛び出してきた自転車や電動キックボードひいたって自動車側の責任ゼロとならない国です。
イタズラだって大いにありうる。工事区間の車線規制で車線変更する際、併走しているクルマが横方向の距離を詰めてきながら急減速した場合、急ブレーキで回避するしか手は無くなる。併走しているクルマのドライバーから「大型トラックが進路変更しようとしたので怖くなってブレーキ踏んだ」とか主張されたら、100%自動運転トラックが正しいのか判断しにくい。
つまり警察が「自動運転トラック関連の事故は全て乗用車の責任!」くらいの姿勢を打ち出さなければダメである。そんなこと出来るのだろうか?
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そもそも高速道路で大型のトレーラーを無人運転させるくらいなら、船や鉄道にモーダルシフトするほうがよっぽど早いと思うのですが…。CO2削減の方策にもつながりますし。
最近の高速道路はいかんせんトラックが多すぎます。