コスタ・ネオロマンチカ乗船レポート 旅行記(最終回)

あっという間の5泊6日でした~。フネに乗っていると楽し過ぎる。朝起きたら新しい港に着いており、朝ご飯食べて”視察”に出発。夕方、疲れてフネに戻ればツベたいビールがウマい! 毎日フルコースの食事を楽しめ、夜はダンスやショーを堪能。まぁ飲めや踊れや歌えやの日々でございます。

そんな中、今回痛感したのが「日本人の弱点」である。食事のサービスは酷いと何度か書いた。本当に酷いです。飲み物を5回頼んで、5回とも食事の前に出てこない。サラダの順番も徐々デタラメになり、最後の日などメイン終わってしばらくして出る始末。はたまた客の前で食べ残しの皿にまとめる等々。

レストラン

しかも日々サービス内容が悪化していくから素晴らしい。見ているとお客は誰も文句言わないのだった。もちろん不満を持ってる。されど言わない。ガマンしちゃうワケ。怒るのも面倒くさいしカド立つ、と思っているのだろう。確かに怒るよりガマンする方が気楽。この対応、日本人相手なら通用する。

プールはもう一つ。ビールがウマい!

黙っていても怒ってるの解りますから。あ・うんの呼吸というヤツ。されどフィリピン人には通じない。デラタメのサービスしても笑ってゴマかせば怒らないからOKだと思っちゃうのだろう。日本人が感じた不満は「ダメだ。もう二度と利用しない」という結果になる。かくして経営的に成り立たなくなり、撤退です。

港では地元の人達がアトラクションを

西洋人は違う。不満あればキチンと指摘。対応出来たら評価する。怒られた側もナニが悪かったのか理解出来れば修正可能。良くなれば徐々にサービスもレベルアップし、結果的に次のお客の満足度に繋がる。満足した客はリピーターになる。経営が上手く行くようになり、船旅という文化も育つ。

楽しいです

コスタネオロマンチカは2年日本ベースで運航する計画らしい。今の状態のままだと悪評によりお客は集まらなくなると思う。今回だって周囲のキャビンは全て空室。ガラガラでした。興味深いのがアンケート。おそらく不満満載かと。読んで心機一転出直せばいいけれど、修正しなかったら尻尾巻いて変えるしかない。

個人的には雰囲気あって良いフネだと思うので、反省して頑張り日本に定着して欲しいです。9時に福岡港着。タクシーで空港まで移動し、明太子たくさん買って11時15分のANAで羽田へ。到着後、CT編集部で座談会。さらに虎ノ門で打ち合わせを一件。ノンビリした船旅からアクセル全開になりました~。

 

 

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