デミオMCモデル価格判明。1300ccを絶版に! マツダ、高級路線まっしぐら?

驚きましたね! 8月にマイナーチェンジするデミオの情報がディーラーに出回り始めたのだけれど、1300ccを絶版にするという。Bセグメントのコンパクトカーの売れ筋は排気量の少ないグレード。フィットなら1300ccです。そいつを落とすというから不思議だ。なぜか? 未発表のクルマなので聞いても教えてくれないだろうから、様々な観点から推測してみた。

今やデミオはマツダで最も売れている車種で、今年6月までの平均販売台数は4500台。けれどノートの3分の1。フィットの半分。パッソと同等で、振り返ればソリオとスイフトが居るという状況だ。本来なら思い切って戦略的な価格を付けたり、値引き拡大したり特別仕様車などで割安感出し勝負しなければならない。けれどマツダとしちゃ価格で勝負するのはイヤなんだろう。

そこで高級路線を選んだ。高性能の自動ブレーキをデミオにまで拡大。マイナーチェンジするデミオは排気量を1300ccから1500ccにアップしているが、事実上価格据え置き。正確に書けば1500Sツーリングを173万3400円とし、1300Sツーリング171万7200円の1万6200円高ながら、電動パーキング採用分でチャラです。ここまで読んで「実質的な値下げですね」と思う?

マツダとしては「1300ccのライバル車と比べれば割高だったデミオも、1500ccのライバル車と比べれば安い」という戦略なんだろう。マツダのブランドイメージが高ければ申し分のない対応です。例えばインプレッサのように「1600ccと2000ccで悩む人が多い。その状況で2000ccを1600ccと同じ価格にした」というなら、皆さん大歓迎だしスバル以外のお客さんも引っ張れる。

けれどデミオの1500ccってそういった雰囲気じゃ無い。そもそも室内の広さなど使い勝手を考えたら割高感があるため、フィットの半分という販売台数。1500ccにしたからと訴求力が強まるワケじゃないと考える。もし私の予想当たれば売れ行き増はマイナーチェンジ効果だけで、3ヶ月もすれば今と変わらなくなる。マツダの戦略あたれると、3ヶ月後の販売はグッと向上するだろう。

ちなみにデミオのライバル達はモデル末期に差し掛かることも有り、販売条件を緩めてくると思う。デミオとライバル車の総支払い額を比べると20~30万円違ってくるハズ。マツダにブランドイメージあれば、クラスTOPの自動ブレーキ性能などアピールすれば(しかも車速0km/hまで制御するアダプティブクルコンになるだろう)勝負出来ると思う。果たしていかに?

・追記 アダプティブクルコンの自動追尾は今までと同じ30km/hまででした。残念! となると電動パーキングは意味なし。1万6200円の値上げです。

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