トヨタは2028年に向けてのビジョンを発表した。日産、ホンダ、マツダ、スバルどうする?

トヨタの技術発表は様々なプラス面の波を立てた。漏れ伝わるところによれば上海ショックを受けて帰国したジャイアン中嶋さんが「ウチはどうなってるんじゃ~!」と危機感を表明。技術陣にプレッシャーを掛けたところ「こんなのやってます」に。内容を見た中嶋さんが「少し安心した。だったら早くトヨタがやっていることをアピールしよう」という流れらしい。

トヨタの発表、550万人の仲間のうち、トヨタ関連で働く人に希望を与えたと思う。となれば気になるのが他のメーカーである。中でもダンマリ一等賞なのは日産。具体的な情報を一切発していない。電池をどうするのか含めて不明。最近日産系のエンビジョンAESCが中国系企業の「エンビジョン」を消すという発表を行ったくらい。AESCの展望は不明。

アメリカも中国もエンジン車で苦労している状況だし、電気自動車はARIYAの生産すら躓いている。工場計画だって不明。欧州でルノーが立ち上げる『アンペア』という電気自動車メーカーへの参画も不明。何より誰も語ろうとしない。スピーカーになりそうだったグプタさんは居なくなってしまった。先日の試乗会など見てると、企業アピールをしたくない?

ダンマリ2等賞がスバル。一番重要な電池をどこから調達するのか明らかにしていない。まぁトヨタグループということで、何とかなるような気もしますけど。同じくマツダも電気自動車プラットフォームも登場は2028年になるという。やはりトヨタの動きを見ていると「少しばかり遅いんじゃないですか?」と思う。世界は2026年から新しいフェイズに入りそう。

ホンダは台数計画など出しているものの、日産やマツダ、スバルもそうだけれど移行期戦略と「売れる商品計画」が見えていない。おそらくエンジン車の販売規制始まると、トヨタのハイブリッドのような魅力あるエンジン車しか売れなくなる。そのときにどうやって戦うのか見えておらず。もう少しキッチリと戦略を語らないと、期待値を引き下げてしまう。

そろそろトヨタのような明るい情報を出すべきだと思う。

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2 Responses to “トヨタは2028年に向けてのビジョンを発表した。日産、ホンダ、マツダ、スバルどうする?”

  1. トヨタ車ユーザー より:

    ホンダはここにきて、アフィーラ(コンセプトですけど)、欧・中のヴェゼルBEV、CR-VのPHEV・FCVを出してきました。
    見た目で判断してはいけないと思いながらも、ヴェゼルベース、CR-Vベースであることがちょっと安直すぎて「売れる実行計画」には見えない…
    どちらももはや特別な車ではなく、大量生産しないとなりません。ニュースが届かないだけで彼の地では順調に推移しているのでしょうか。そういった情報も欲しいです。

    日産はやっと地元でZの実車を見ました。
    ルノーの支配から逃れた矢先に、不調と言うかだんまりになってしまって、雲行きが怪しいですね。

  2. 本城 信 より:

    最近のルノーの動き見ていると「もう日産とくっついてもダメダー」という悟りの境地に到達し、E-Techハイブリッドのような独自技術をバンバン開発し始めているような気がします。おそらく日産が「アンペアに参加する」といってもルノーの方から「お断りします」といわれるか「完全にルノーの主導下で、こっちが必要な部分のお手伝いに限定なら」と言われるんじゃ

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