マツダ、IMSA参戦も2021年限りと発表! ついにメジャーなモータースポーツから全面撤退です

残念なことにマツダはアメリカでのレース活動からも撤退すると発表した。マツダ、アメリカ市場についちゃモータースポーツ参戦が重要であるという観点を持っていたため、2013年からディーゼルエンジンでIMSAの『LMP2』クラスに参戦していた。市販ブロックを使いながら最終的に500馬力までパワーアップさせたものの、目立った成果を残せず2015年にプロジェクト終了。

そのまま撤退かと思っていたら、何と2016年からIMSAのDPi(デイトナプロトタイプインターナショナル)という最上位クラスに2リッター600馬力のガソリンエンジン搭載車を出してきた。限られた予算だったろうけれど、今年1月のデイトナ24では序盤に大きく出遅れながら、最後はアキュラとキャデラックに追いつき激しいバトルになる。3位だったが、勝てる実力を持っていたと思う。

2021年のボディはマンネリになりつつある赤を止め、心機一転ホワイト基調にしてきた上、クルマも速い! 「やる気になりましたね! このまんまル・マン参戦か?」と思っていた矢先の撤退だったのでガッカリしました。ウワサによれば上層部が「こんな業績の時にレースなんかやってる余裕無いだろ!」と怒鳴り散らしという。誰だか容易に予想出来ますワな。 

何度も書くけれどアメリカもヨーロッパもモータースポーツって流行廃りじゃなく日本の箱根駅伝や相撲、野球のようなもの。ナニかに出ていないと存在感薄くなっていく。ヨーロッパの人が日本の大企業は何で野球チームを持つのか理解出来ないのと同じか? 現地でクルマを売ろうとするなら必要な投資なんだけれど、マツダや三菱自動車、日産も理解出来ていない。

そうそう。今週の木曜の20時から『GLOBE LIVE』で「モータースポーツの未来」というオンラインイベント行います。プリウスのブレーキ抜け問題を朝日新聞時代に書いた中川さんがモータースポーツ好きのため用意したもの。私もライブで出ます。ユーチューブなどでの公開しないというから、けっこう好き勝手しゃべらせて頂こうかと思っている。お時間あればぜひ聞いて下さい。

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上からリンクして申し込めば無料で視聴出来ます。マツダのモータースポーツ撤退や、新しいパワーユニットでの競技などについても時間が許す限りジックリ話せたら、と思う。

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