今年はスーパーカブ誕生60周年でもあります

今から60年前の1958年。日本のモータリゼーションに大きな大きな影響を与えた2つのモデルが発売された。3月のスバル360と、8月のスーパーカブである。スバル360についちゃ昨年のグレートレースに出場し、当時以上のパフォーマンスを無理矢理発揮させるなど、存分に味わい、素晴らしさを思い知った。まごう事なき日本の名車だと認識した次第。

スーパーカブの生い立ちや開発物語はすでに文学のレベルにまで昇華しており、私の駄文より下にリンクするホンダの開発ストーリーを読んで頂いた方が良いと思う。本田宗一郎さんや、天才を支えた藤沢武夫さんの”人となり”が短い物語の中に凝縮されてます。ぜひとも読んで頂きたいです。ホンダの原点もしっかり描かれており、現在のホンダと対比しちゃう。

本田宗一郎さんとスーパーカブ

私も久し振りにスーパーカブの開発話を読んだら、こら新しいカブに乗ってみなくちゃならんと思った。もちろん現在日本で販売されている本家のスーパーカブもいい。されど宗一郎さんの気持ち的には、もはや息も絶え絶えとなっている日本市場じゃなく、本当の意味で人々の生活に役立っている地域の”カブ”だと考えます。一番ふわさしいの、ベトナムだろうか。

ウェイブ

御存知の通りベトナムじゃバイクを『ホンダ』と呼ぶ。ヤマハのバイクもホンダなのだった。上の写真は『ウェイブ』というベーシックモデルで現地価格8万5千円ほど(日本でも諸費用込み15万円を切る価格で購入可能)。8.3馬力110ccエンジンを搭載しており、けっこう元気よく走るという。宗一郎さんがこだわった足またぎ性なども元祖スーパーカブに近い。

初代スーパーカブC100

加えて50ccバイクはもはや道路交通の流れに乗れるモビリティじゃなくなった。110ccであれば実用になることだろう。華奢に見えるが、ベトナムだと荷物満載や5人乗りだって珍しくない。宗一郎さんの「発明」は、世界中の人を幸せにしている。読者諸兄も非常時の保険だと考えていかがですか? 免許無ければ、この際、小型2人のAT免許取るなんて楽しい。

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