何と公聴会出席へ!

豊田社長が公聴会の出席を決めたという。当然の如く激しいバッシングを受けることになるだろう。もし母国語と同じくらい英語を使えたなら、徹底的にヘコまされると思う。この手のテーマで行われた過去の公聴会を見ると、17日の日本の記者会見(答えに窮す場面もあった)の1万倍くらい厳しい。

ただ通訳を介すなら、精神面の打撃は少ないだろう。優秀な通訳も言葉の圧力まで伝えられませから。その場合、通訳を介し、TVの向こう側に居る人が納得出来る回答をしなければ、決定的な不信感となってしまう。トヨタバッシングを終わらせるどころか、本格的なトヨタバッシングの始まるになる。

日本で行われた記者会見や、メディアからの質問に対する受け答えを見ている限り、良い方向には向かないと思う。しかも攻める側は豊田社長がヌーミーの閉鎖を決めたと考えている(真相は不明ながら、章男氏がトヨタの社長になって最初の決定事項である)。つまり「攻める相手そのもの」なのだ。

折しも、カローラの電動パワステも問題に上がり始めた。プリウスのように日本側で早期に決着を付けられていればよかったけれど、残念ながらアメリカ側から火の手が上がってしまった。アメリカじゃ非常に売れている人気車とあって、24日の公聴会に向け、騒ぎはドンドン拡大していくことだろう。

ちなみに電動パワステのトラブル、無いワケじゃない。過去のデータを調べれば初代プリウスの後期型の電動パワステに多数の不具合を出していることが解ることだろう(車線を越えるほどじゃないけれど勝手にピクピク動いた)。以前も書いた通り、アクセル、ブレーキ、ハンドルの不具合は本能的に怖い。

「公聴会を延期させた大雪は神風。ここで作られた2週間を大切に使うべき」と2月9日のTOPで書いた。
大切に使うどころか、ドンドン悪い方向に向かってしまってます。というか、全体の流れは想定していた最悪の状況と言って良かろう。私自身、ここまで酷くな
ると思ってませんでした。

トヨタ側に「一発逆転の秘策」があると考えたいです。

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