円安ホクホク日本、円高になったら決定的に厳しい

1986年以来、40年振りの1ドル=163円台である。輸出産業からすれば文字通り「ホクホク」だ。海外で安価な価格で売っても利益はタップリ出る。なかでも自動車産業など笑いが止まらない状況。アメリカで10%の関税を掛けられたって儲かります。自動車に限らず日本で生産した製品や産品を海外に輸出している企業は心の中で大笑いしていることだろう。

円高に振れるとどうなるだろう? 輸出している製品や産品の競争力と収益力は暫時低下していく。余力を持っている自動車業界も120円を超える円高になったら赤字転落するメーカーが出てくると思う。その上で値上げも必要になるため競争力だって落ちる。今でも割高と言われる農産物などひとたまりも無い。コメ、アウト。果物厳しい。酒だってアメリカの10%関税で辛かったほど。

実際、160円から120円になったら25%の関税を掛けられたのと同じ。アメリカだけでなく世界中の国で25%の関税を掛けられるようなもの。現在輸出で好調な収益を挙げている大半の大半が立ちゆかなくなるだろう。おそらく120円を超えたあたりから1円の円高が巨額の赤字要因になっていく。厳しくなる要因は政府が競争力のある産業を育ててこなかったからだ。

もちろん輸入物価は落ち着く。ただ物価に於ける輸入金額ってそれほど大きくない。500円で販売している産品の輸入原価(例えば小麦)は高くて50%。小麦を使うパスタやパンだとせいぜい20%といったイメージ。500円なら100円だ。25%の円高だと100円が75円になるだけ。500円のパンなら25円分の価格低下要因しかない。物価は大して下がらないと思う。

稼げる企業の収益下がるデメリットの方が大きいだろう。また、外貨建ての投資をしていれば、円高で目減りする。160円から120円になると25%ダウン。これまた痛い思いをする人がたくさん出てくだろう。その上で金利上昇になると、ローンを抱えている人も返済額がかさむ。円安のままの方が望ましかったりする。もちろんさらなる円安になるという意見もあります。

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