受注の伸びがイマイチという新型アクア、コンパクトカーの中じゃベストチョイスだと思う

新型アクアにディーラーで試乗した人もたくさんいると思う。やっと乗れたので紹介してみたい。ネットでは「売れ行きに手応えが無い」と言われている通り、新型アクアを買った読者の場合、8月のお盆休み明けに契約し10月納車とのこと。部品不足による減産なければ9月納車だったようだ。生産キャパ大きいと思うけれど、なるほど初期受注はバツグンと言えないようだ。

ヤリスとどう違うのか? 意外なことにずいぶん違いますね。先代アクアとは徹底的に違う。先日沖縄に行った際、レンタカーがアクアでしたから。なんたって乗り心地が良い! ヤリスって小さい入力じゃ足が動かないため、走り出してから止まるまで揺すられる。私なら納車されたその足でネオチューンしたくなるほど。ヤリスクロスも同じですワな。

新型アクアはノーマルでも十分乗れるレベル。もちろん「上質」というほどじゃないが、Bセグとしちゃ満足出来る。フィットやノートと比べたって乗り心地は同等。その上、ハンドルのセンター付近のフィールが素晴らしい(直進安定性良い、ということ)。ノートにとって最大の弱点です。最近のトヨタ車、まっすぐ走ってくれる。新型アクアはその上、乗り心地も良い。

ドライバビリティは「素晴らしい!」と評しておく。ヤリスから採用された新世代ハイブリッド、リチウム電池を使うことで数秒間だけ50馬力くらいの出力を引き出せるようになったが、新型アクアの新世代ニッケル水素も同じ出力を出せる。エンジン停止状態からアクセル踏んだ時の加速感はノートといい勝負。アクア、ラリーにも出ているため新型の実力が楽しみだ。

前半は平凡ながら後半は攻めたデザインだ

ヤリスで弱点だったリアシートも50mmホイールベース伸ばしたため183cmの私でさえ座れるようになった。背もたれが2~3度くらい寝ていれば、さらに良かったかも。驚いたのは自動駐車装置。安くないオプションながら新型MIRAiなどと同じ高機能タイプ。ウソ偽りなく連続してボタン2つ押すだけでアクセルもブレーキもハンドルも操作せず希望の場所に駐車してPレンジに入る。

とはいえアレコレ付けていたら高くなります。セカンドカーとして考えているなら、223万円の『G』に4万6200円の後進時自動ブレーキと、3万8500円の10.5インチディスプレイを付ければ文句なし。ちなみに初期受注イマイチなのは、従来型からの乗り換え客が多くないからだと思う。アクア、中古車価格案外安く結果的に査定も低くなってしまう。100V標準装備で押せば売れると思います。

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