夜間クルマのドアに自転車が衝突。転倒して他の車両にひかれて死亡した事故、誰の責任か?

渋谷区で停止中のクルマのドアに衝突した自転車が転倒。後続車にひかれて死亡してしまった。こういった事故、誰の責任か? はたまた防ぐにはどうしたらいいか? 3台が関係するこの手の事故、結論から書くと責任を明確にすることは難しい。ただ道路行政さえしっかりしている国ならほとんど起きない事故だと考えていいだろう。3者の立場から考察したい。

1)ドアを開けた自動車 当該場所は駐車禁止であり、駐停車禁止と違う。したがって「すぐ移動できる」状況であれば、ドアを開けて降りることは合法。後方確認の義務があるけれど、夜間に路肩側を走ってくる灯火類が貧弱な自転車は見えにくい可能性大。加えて車両を抜くときは1mほどの間隔を開けることとされている。自転車が普通の間隔を取れば当たることはない。

2)自転車 歩道を追い出された自転車にとって駐車車両は最大の敵である。そして路肩側を走っていて抜くときはなるべく右側に張り出したくない。右側に張り出すとクルマに意地悪されることだって多い。結果、駐車車両ギリギリを走りたくなる。そんなタイミングでドア開けられたらひとたまりも無い。今回の事故、自転車乗りの皆さんは他人事じゃないと思う。

3)自転車をひいた車両 当該場所は片側2車線区間。追い越し車線側を走っていたら、路肩側を走っていた自転車が自分の前に現れた直後にドア開いて接触。自分の前に転倒した自転車が出てきたということになる。昼間なら自転車の視認は容易だったろうけれど、事故発生は夜間。路肩を走っている自転車が見えにくかった可能性ある。同じ時間帯で検証が必要だ。

事故は3者に少しずつ責任がある反面、人の命を奪うような結果になるほど大きくもないように思える。誰でも犯しやすいミスや不注意である。安全を考えるのなら、道路環境や技術でカバーすべきもの。そもそも自転車が歩道を走れれば起きなかった事故である。自転車を車道に出すなら原付並の灯火類を義務づけたり、停車も禁止する区間を増やすことも必要。

このあたりは警察や行政がカバーすることだと思う。無防備な自転車を、何の教育もしないまま、何の対策もしていない車道(自転車マーク引いただけ)に出したことに始まる。本来車道は運転免許を持った人だけしか走れないようにしなければ安全は担保できない。ゆっくり走ればいい、と言う人もいるが1)は速度ゼロ。2)と3)は不明ながら、タイミング悪ければ遅くてたって厳しい。

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12 Responses to “夜間クルマのドアに自転車が衝突。転倒して他の車両にひかれて死亡した事故、誰の責任か?”

  1. えいち より:

    事故が起きた明治通りにはそれなりの道幅の歩道が設置されていました。危険であれば歩道走行は認められていますから、私なら歩道を注意しながら走ると思います。

    駐車車両が散見される明治通りを自転車で走行することが法規上は正しいとしても、今回の様に轢かれて死亡する危険を冒してまで順守する必要はないでしょう。

  2. ロードスターで人生が豊かになったおじさん より:

     正直、歩行していても、車運転していても、自転車にヒヤっとしたことは一度や二度ではない。

     ではすべての道路を自転車に対応させることができるか?っといわれると不可能だろうし、この問題解決策がみえない。

  3. farmer より:

    駐車車両、自転車、後続車と、比較対象ではないと思うんですが、警察や行政の責任は、割合的にどれくらいになるんでしょうか?今後、事故を起こした時の参考としたいです。

  4. よしこ より:

    亡くなられた方には大変お気の毒ですが、起きるべくして起きた事故だと思います。
    開けたドアにぶつかるケースだけでなく、何かの拍子で自転車が倒れ込んできやしないか、いつもヒヤヒヤしながら回避しています。
    現状、自転車の車道走行はリスクと隣り合わせであり、もし私が自転車に乗るとしたら交通量の多い道路は絶対に走りたくありません。

  5. 超来輪 より:

    自動車のハード面でいうと、トヨタ・レクサスの安心降車アシスト・安心降車アシスト(ドアオープン制御付き)があれば防げた事故かもしれませんね。

  6. ひでさん より:

    自転車乗りとして思うこと。
    1:今回の事故は、自転車の安全意識欠如が最大原因。停止している車両の速報を通過するときは、(直前の進路変更では、認識してもらえないので)十分手前から、車両のドア開け・急発進に対応できるだけの速報間隔を確保して進行、これができない場合は、徐行するか、降りて押す必要がある。
    2:安易な自転車の歩道走行の許可は危険。交差点で、交差点内にさらに交差点を作る形になり、車道上の車両から認識外になってしまう歩道走行の自転車は、巻き込みに合う可能性が極めて高い。どうせ早歩き程度の速度しか出していけないのであるから、歩道上の自転車は、すべて押し歩きにするべき。
    ※ 自転車の規制が厳しくなると、「自転車の利便性が・・・」という輩が出てくるが、自転車側は、なぜこのようになったかを考え、ほかの交通に配慮し、安全な交通方法を自ら取らなければならないと考えます。

  7. ひめ太郎 より:

    クルマ好きなら常識のドアノブ引いてラッチが外れた段階で一旦停めるをやらない、いきなりガバ開けするクルマは少なくない。これは対歩行者にも同様に駐車場や高速SA/PAでもみられる光景ですね。乗降時後方確認は運転免許を与えられた人の義務、それが出来ない人がマジ多い。

  8. しのはら より:

    当日の夜、私が千駄ヶ谷の信号から明治通りへ出た所が事故現場だったようで、翌朝のニュースで観て、他人事とは思えない気持ちになりました。マリオカート・違法モペット・カーシェア、それに自転車までだと、都内で職業ドライバーをするのは大変だと思います。私も自転車は歩道に居たいし、居て欲しい派です。

  9. マツモト より:

    交通違反専門のジャーナリストと言えば今井亮一氏ですね。自分の常識が非常識という事に気づくこともあります。
    国沢さんも気になる交通裁判を取材して解明していただけると助かります。

  10. ひつじぐも より:

    クルマも乗りますが自転車乗りです。
    今回の件、道路管理者の責任は?

    駐車車両ではなく、路面の状況が悪く、自転車が自爆して落車することはあり得ます。舗装の縦の継ぎ目とか、幅の広いグレーチングとか。

    こんなの巻き込んだドライバーは不運ですが、轢かれるサイクリストは命がけです。

    じゃあ、道路拡げましょうは無理だと思いますが、減速しない自転車が悪いと言われても腑に落ちず。

    自転車は健康にも環境にもよいと思うのですが。利権がないです。

  11. サイクリング爺 より:

    皆さんの意見を見て、晴れの日はサイクリング車で走る爺はこう思いました。

    駐車車両の追い越しは、いろんな状況でも一番緊張します。ひめ太郎様の言う、ドアのガバ開け。これは、クルマ側の不注意なので、やめてほしいです。

    また、国沢先生の言う、側方1m開けて追い越す。これも非現実的で、ガバ開けして平気で降りてくる人は、ドア幅と人で、1.5mくらいはみ出します。私は、この車は自己中だな、と気配を感じたら、人が降りてきて、1~2歩踏み出しても大丈夫なくらい間隔を取ります。
    配送車も危険で、止まってハザードを点けたら、まず運転席から配送員が降りてくると思って、気を付けます。この人たちも、時間に追われていてドアをガバ開けするので、気を抜けません。

    サイクリング爺は、自転車側の自衛しか、手はないと思っています。クルマとケンカしても、轢かれたら一巻の終わり。爺は、黄色や蛍光色で反射材の付いたヘルメット、ベストを身に付け、ライトのほかに点滅する補助ライトも付ける。クマ鈴をつけて常に鳴らす。車線変更するときは、後方確認して、大きく手で合図する。バカ車からドケドケとクラクション鳴らされたら、バカは先に行かせる。などを励行しています。

  12. ゆっくり生きたい人 より:

    夜間でわからなかったとは言え、ふいにドアを開けた運転手が悪かったかも知れないが、自転車の人にとっては轢かれて亡くなる訳だから、身を守る運転や装備するしかないよ。
    歩道をゆっくり走ったり、光を出す装備を付けたりね。

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