日本車順調

アメリカ市場で新型カムリとアルティマ、CR-V、プリウスが絶好調だ! なかでも驚くのはカムリとアルティマ。乗用車
ジャンルの1位と2位。3月の販売台数はカムリ4万2567台。モデル末期のアルティマも(新型がニューヨークショーでデビュー)カムリに肉迫する4万1050台売れた。年間50万台ペース!

何と大震災の影響をほとんど受けていない2011年3月比で37、2%と38、5%の増。モデルチェンジで大進化したカムリの好調ぶりは理解できるも、アルティマ凄い! CR-Vの3万0868台や、プリウス2万8711台も想定外の売れ行きである。ちなみに現代ソナタは2万3281台で前年比6,4%。

伸び率1位って何か? 乗用車で6位に入った新型フォード・フォーカスで、対前年比78、2%も増えている。ここにきてフォードが全般的に調子良い。なんたってカッコ良い! ボディサイズ大きいモデルなんか、まんまジャガー。フォーカスだって今までのアメリカ車の概念が変わるくらいスタイリッシュだ。売れるワな。

日本車で調子イマイチなのは、モデル末期に差し掛かった
カローラとアコード。同じ状況のアルティマがあれだけ売れているのだから、もっと頑張れてもいいような気がします。そうそう。レガシィに続き低価格路
線で攻めきた新型インプレッサ大健闘。スバルの販売台数は対前年比20,3%で伸びは日本勢1位。

気になるのが三菱自動車。3月も悪く、対前年比-5,3%。台数も7160台である。マツダの3万2376台やスバルの3万2387台と比べれば厳しい状況が予想出来ると思う。現在の三菱自動車のラインナップを見ても、マツダやスバルと大差無い車種数。完全に商品企画の失敗だと考えていいかと。

今後も決定的なモデルは無いと思われるため、最悪の場合、アメリカ市場から撤退するということもありうる。かつては現代自動車にノウハウを教えてやっていたことを考えると、栄枯盛衰を実感する。いや「盛衰」だから、三菱自動車の復活もあるか? とりあえずパイクスピークでもっと頑張らなくちゃ!

・ECOカーアジアは「EVタクシーは社会にとってマイナスです

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4 Responses to “日本車順調”

  1. 白木 晴幸 より:

    『ECOカーアジアのEVタクシーは…』の件ですが、いろんな事が想像できるのですが日産だけでEVタクシーを普及させるのは難しいのでは…という考え方もできます。タクシー会社の都合もあるでしょうし。
    目線を変えて、電力会社の立場でEVタクシーを見ると とても魅力的に見えるのではと…。これで両者の共通の利益が生まれます。
    この自動車会社と電力会社を結ぶには?…ここで官僚の出番となります。理由はともかく原発を再稼働させたい電力会社と官僚は無理矢理でもEVを普及させることで原発の再稼働に持ち込みたい計算。と考えると日産はウマいことノせられた?
    いずれにせよ、普通タクシー乗り場のレーンとEVタクシー乗り場のレーンで客は交互に乗車って、法的強制力ないと思うのですが…。

  2. 小林 英弘 より:

    『エコカーアジア』のお話ですが…私は所謂「EVタクシー」には反対です。これに関しては自身の経験に基づく私なりの「主義主張」があるからです…。
    一般に、タクシー乗務員の方々の収入は「素晴らしく良い!」なんて言えない状態です(←あくまでもこれは東京や大阪等の都会ではなく、私の住んでる香川県の様な田舎の話です)。
    かつて私は税務課徴収係時代に何件も「旦那様=一家の大黒柱がタクシー運転手で、収入はそれのみ!」という世帯を担当してました。どの世帯も「収入はタクシー会社からの給料+奥様のスズメの涙程度のパート収入」で何とか飢えずに暮らしてるのが現状でした。しかもどのタクシー会社も不況で「固定給ナシの完全歩合給!」なので月の収入なんてたかが知れてます。正直「まだ市役所入庁から数年しか経ってない俺より収入少ないよ!マジで!?これで奥様と子供達を養うの!?」なんて、取り立てる筈のこっちが驚く様な世帯がほとんどでした。
    「…来月は払うから今月はこらえて(=「堪忍して」程の意味)」て言われれば、いくら「市役所税務課徴収係」なんて大層な肩書き下げてたって、人間、そこまで人情に訴えられれば折れるでしょう? …そういう「ゆるぎたるぎ」の中でお付き合いしていた世帯が何件もありますので…あの方々の暮らしぶりが、今現在、少しでも良くなっているといいですねぇ…私の市役所人生の原風景にして一生消えない思い出です。
    なので! そんな個々人の様々な複雑な事情を背負って「タクシー乗務員」をされてる方々の「営業妨害」としか思えない「EVタクシー特別枠」なんて絶対反対です! 「客を普通タクシーとEVタクシーの交互に割り振る」なんて、普通タクシーの方々にとっては死活問題ですよ!
    正直、このお話で日産という会社に失望しました。「売れれば何でもいいのかよ!」「オノレの会社が儲かれば、その他の弱小タクシー会社=従業員は収入激減でどうなってもいいのかよ!?」です!。
    …幼少の頃からエリート街道を歩いてきた「エリートさん」には知り様もない過酷な世界があるんです。…何なんでしょう、この歯がゆさは?
    PS:ドライブレコーダーのお話を読んで…トルネオ君に付けるレコーダーが決定しました! フロントに付けるメイン機種は「ドライブマン720PS(=ポリススペシャル)」でリアはJAFの「ドラドラDD-1」ですね!
    何といっても「ドライブマン720PS」が「公官庁向け受注生産モデル」というのがマニア心をくすぐりますね(笑)。それにイザ事故となった時にもパトカーに付いてるのと同じレコーダーなら警察官の心象も多分いいでしょう!(笑)。
    ただ…お値段が高いのでボーナス待ちですね…。

  3. さね より:

    なかなか嬉しいニュースですね。日本ではHVだけのカムリが、アメリカではガソリンエンジン車が売れてんですね。CRVも売れてるのかあ… アメリカってなんか自由だな。車選びもサイズも気にせず、燃費だけで選んでる訳でもなさそうだし。日本ではサッパリ相手にされてない車種なのに…。値段も日本より安いし、パワーもあるし羨ましいなあ。CXー5は2リッターでもスカイアクティブテクノロジーでハイオク仕様だしいけるのかな?アメリカでバカ売れして、もうちょい小さいのマツダにだしてほしいです。自分の用途だと一台しか持ないし、荷物もかなり積むので気になったインプレッサを見てきましたがラゲッジが狭いので断念… セダンならいいんですが、イマイチまだセダンに乗る気がしないしなぁ。アメリカだと軽自動車みたいに二人乗り感覚なのかな。羨ましい。定番の5月に発売の新型カローラフィールダーか、サイズもてあそばないで燃費よければCXー5かな。それとも車検とおして2年後に新世代の車にするか? ともかくアメリカ人の車選びは日本より健全な気がしなくもないけど、トヨタやスバルが売れるって事は多少違いはあれ似たような感覚なのかな環境が違うだけで? それはともかく三菱頑張ってほしいなぁ。電気自動車じゃなくてもワイド版の三菱iなんかもいちょいラゲッジ広く全長のばして時期ミラージュ並みの低燃費車なんかだしたらカッコイイし日本でも売れそうなのに。惜しい。RVRのフランスの兄弟車なんかリヤピラーとクオーターウインドと顔つきカッコイイのに惜しい…頂いちゃえばいいねに。マツダも三菱もアイデンティティのグリルと顔つきはもうちょい考えたら、もっと売れそうな気がします。デザイナーの方すみません。頑張ってほしいです。

  4. 真鍋清 より:

    新発売のベ●トカー5月10日号の記事によれば新型マークXの横置きFF+1.4ターボのデビューは2015年だって?
    オイオイ、トヨタのバカ!! 鉄は熱いうちに打てって諺を知らないのか?そうこうするうちにVWを筆頭とする欧州勢に内外の市場をかっさらわれ、自社に往年の声価を呼び戻すには手遅れになるって。
    本来、こうしたコンセプトの小排気量ターボ+FFの商品化は2013年末あたりが適切で、あまり遅すぎると時機を逃してしまってボタンの掛け違いが起こると思いますが国沢さんは如何でしょうか。
    反面2013年1月にはレクサスGS-F(475ps 5.0 V8)が製品化される予定だそうで、前後して次期クラウンハイブリッド(2.5にしてシステム出力300ps弱という!)やレクサスISシリーズと同ハイブリッドの登場が必至、これによってトヨタも徐々に勘所を取り戻して「適材適所」ということを認識している印象を覚え、今後に期待が持てるかと思います。
    そしてスバルの2.0スクエア式水平対向ターボのレガシィへの新採用、ホンダのプラグインハイブリッドそして次期スカイラインの3.0ターボの開発…..我が国もようやく失われた20年を脱し、新たなる開花期に向かいつつある様相が伺えます。
    これらの高級・高性能路線=「新世紀パワーエリートの創造」の一方で、身近で現実的なところでは日産マーチの1.2スーパーチャージャー(CO2=95g/km!!!!)や次期日産ティーダ(国内発売の遅れは中国で先行発売された同車の「5ナンバーサイズ」への縮小作業ゆえであるのに要注目!)そして次期マツダデミオの32km/lの噂に心惹かれます。
    ただホンダの新世代軽=N-ONEが全高1650mmな点にはガックリ来ている所です。スズキワゴンRに端を発する全高1600mm以上の軽にほとほとゲップが出ていた所にこれだもんな―全高1540mm以下であの台形スタイルならエスプリがあってダイハツミライースに対するアンチテーゼとして心惹かれるものがあったと思うのに肩すかしを食らったというのが正直な感想です。

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