自動ブレーキ+省燃費エンジン

新車の販売が伸び悩んでいると言われる。消費税アップや景気もさることながら最大の理由は「一台のクルマに長く乗るようになったから」である。この傾向、21世紀に入ったあたりから始まった。街に出たら走ってるクルマを見て欲しい。2000年代前半までのモデルが思った以上に多いですから。

しかしクルマは永遠じゃない。15年も経てば修理コストが嵩み、イヤでも乗り換えなければならなくなる。いわゆる実需というヤツですね。直近の中古車業界や販売状況を分析してみると、来年あたりから実需が増えそうな気配濃厚となってきた。仕方なく乗り換える、という流れです。

こう書くと「景気悪いから売れるのは中古車なんじゃない?」と思うだろう。確かに手頃な価格の中古車はショッピングリストの上位に入ると思う。されど同じクルマを10年以上乗ってきた人からすれば、新車を買って長く乗る方が得だということに気づく。実需は新車中心になると考える。

乗りつぶすということを前提にすると、燃費と安全性を考えるに違いない。ハイブリッド車や、自動ブレーキ付きと言うことになる。ところが現在、両方を満足させてくれるモデル無し。状況を大きく変えてくるのがトヨタの自動ブレーキ付きハイブリッドだと思う。「長く乗れる」という手応えを感じるんじゃなかろうか。

来年から続々出てくるトヨタの自動ブレーキ付きハイブリッド車は、間違いなく売れると予想しておく。こうなると厳しくなるのが、完全に性能不足の現在販売されている自動ブレーキ付き車だ。JNCAPのテストを見ると、あまりの性能に驚く。スバルとスカイラインを除き、気休めにしかならないレベル。

トヨタの自動ブレーキは、実用的な性能レベルに達してます。トヨタ以外のメーカーは猛急で自動ブレーキと、ハイブリッドまたはディーゼルエンジンのラインナップを揃えた方が良い。この二つが揃ってないと、実需出てきたってショッピングリストに乗らなくなってしまいます。

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