IIHSの最新情報

IIHSのコンパクト級スモールオーバーラップの評価が出揃った。「軽いので案外良いかも?」から「この手の試験を想定してないから厳しい」まで様々な情報飛び交っていたものの、結果を見て「う〜ん!」。相当厳しいです。動画を見ると「こら死んじゃうだろうな」という壊れ方の続出なのだった。

Aピラー折れてしまったり、サイドカーテンエアバッグ開かず乗員の頭が激突したり、はたまたレッグスペース残っていなかったり等々。単独事故でこれほど激しい壊れ方をするのだから、車重のあるクルマとスモールオーバラップしたらアカンでしょうね。なるほど死亡事故の大半を占めるだけあると再認識す。

ちなみにフィット(ジャズ)は旧型。モデル末期とあってホンダも対応しなかった。新型についちゃキッチリ対応しているという(日本仕様は対応の予定無し)。デミオ(マツダ2)も新型はキッチリ対応してくるとのこと(日本仕様は情報無し)。週末にでも下のリンクから壊れる状況をジックリとチェックして頂きたく。

コンパクト級の評価表(動画もあり)

対応策は二つ。まずスモールオーバーラップ状態でブツかりそうになったら、避けようとせず、むしろ40%オフセット衝突くらいまで深く当たるようにすることだ。フルラップ(車体全面)で64km/h衝突だと高いGが出てしまうため、あくまで40%を狙う。このあたりはなかなか難しいですけど。

二つ目はスモールオーバーラップ対応のクルマを選ぶ手。といっても日本で買えるモデルということになると、ボルボかアコードHVということになる。参考までに書いておくと、IIHSのスモールオーバーラップで好成績を残しているモデルの多くが、日本仕様についちゃ対応していません。

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