GMに公金投入

アメリカ発のニュースによれば、破綻寸前となっているGMとフォード、クライスラーに対し公金の投入を行う模様。もちろん経営危機のための公金投入など許されない。そこでハイブリッド車などの技術開発援助費という名目とするようだ。

実はすでに250億ドル(約2兆7千億円)規模の援助費を出すことは決定済みだった。そいつを2倍の500億ドル(5兆5千億円)規模に増やすという方向で健闘しているという。3社の販売シェアで分ければ、GMも3兆円近いキャッシュフローが確定出来る。

これだけあれば少なく見積もって1年の延命が可能。ただし。これで安心ということにゃならないと思う。もちろん本来使うべき開発予算に回す予算はほぼ無くなるし、3兆円近いキャッシュフローだってすぐ無くなってしまう可能性大だからだ。

考えて欲しい。GMの有利子負債は25兆円以上。もはや終わっている。そこに3兆円もの「使えるお金」が入ったらどうか? お金を貸している立場なら「とりあえず返してね」。その逆に「破綻するならその前にお金を返しておきたい」という相手だっていると思う。

一番良いのは「これなら会社が立ち直る!」というマップを提示すること。もはやGMやフォード単体の技術じゃ無理。日本のメーカーに超魅力的な「ストックオプション」を提案し、広範に渡る提携を画策すべきだろう。生き残る道はそれしかないかと。

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