Z4は566万円スタート。スープラより魅力的だ。でもトヨタのブランド力は驚くほど強い! 

スープラの兄弟車であり、スープラの電動TOPモデルでもあるZ4の2リッター197馬力搭載モデルの価格が発表された。スープラの490万円に対し76万円高の566万円である。やはり案外高くありませんでしたね~! オーストリアの工場で生産しているため、トヨタもBMWも流通経費同じ。生産コストだって変わらないと思う。なかなかビミョウです。

普通、電動TOPは100万円くらい高い、そう考えるとZ4が安かったということになる。自動車メーカーにこだわらないクルマ好きとしちゃZ4に魅力を感じるけれど、直近の話題度などからすれば圧倒的にスープラかと。どのイベントでもスープラ出てきたら人だかりですから。結果、発表前に2年分くらいを売り切ってしまい、事実上のオーダーストップ状態。

客観的に見たらデザインはZ4に軍配を上げます。じゃなぜスープラ人気か? こらもうトヨタ人気、いやモリゾウさん人気ですね。先日もウマいことを言ってた。曰く「アメリカには移動用の馬がたくさん飼われていた。今はクルマに変わったけれど、競走馬だけ残っている」。だからスポーツカーは最後まで残るということです。妙に納得しちゃう。

解りやすく言えば「趣味としてのクルマは残る」ってことですね。モリゾウさんのイチオシがスープラであり、皆さん共感しているということ。その情熱は、BMWというブランドやカッコ良さも吹き飛ばす。これが現在進行形の、というか現在育ちつつあるトヨタのブランド力なのだった。間もなくモリゾウさんのコンセプトに共感したクルマが出てきます。

例えば新型RAV4。スターティングプライスは260万円で、キッチリ曲がる高機能4WDを採用したモデルも313万円スタートである。発表された途端、超割高価格のCR-Vはアウツ! 地味なフォレスターも相当厳しい状況になることだろう。ハイブリッドと価格がバッティングするCX-5だって無事じゃ済まないだろう。モデル末期のエクストレイルは値引き勝負か?

最近ウチのヨメまで「トヨタの社長はいろんなところに出てきて頑張ってるわね」だって。ということをトヨタ以外のメーカーはもう少し真剣に考えるべきだと思う。BMWのブランドイメージにすら勝るのだから恐るべし! 

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