カンチャナブリのコースは一発終了の難敵です(25日)

朝からレッキ‥‥なんだけど、トンでもないコースです! ”ほぼ”曲がってないのだ。いや、曲がってないのならいいのだけれど、全開で調子に乗って走ろうものなら、突如曲がってる! 例えば直線300mで右の全開コーナー。続いて直線200mの左全開コーナー。さらに直線500mの後は左全開コーナー。その後40mで右直角コーナーなんて具合。基本全開で行かないとタイム出ない。

けれどペースノート読み間違えてユルく見えるブラインドコーナーの次が突如キツいコーナーだったりしたら、100%アウツです! もう断固として飛び出しちゃうモンね! ってヤツ。こうなると速度高いだけに全損でしょう! コース外側に池や川や運河もあるし。日本のラリーじゃ絶対無いコースだ。当然ながら超精密なペースノートを必要とするのだけれど、今回は新しいコ・ドラなのだった。

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ニパポーンさんと言うタイ人。私が2005年に始めてタイで走った時からコ・ドラをやっていたのを見てたベテランで、おそらく27歳。高校生の頃から乗っていたワケ。今回はタイ国内戦ということでコ・ドラをタイ人にして欲しいと頼まれたのだった。いつもメンテを頼んでいるHinさんに人選をお願いしておいたのだけれど、昨晩「ニパポーンさん、知ってますよね」。ソウキタカ! 上等です!

ベテランなので問題ないものの、やはりコンビ組んで長い木原さんと全く違う。特に最近は長いストレートや、今回のように一発オシマイのコース、さらに最近長いコーナーの途中で大きく曲率変わっているような時のペースノートが超精密になっていただけに(だからこそ一昨年のキングスカップはパワー劣勢の中、勝てた)、タイ式の「とにかく踏んで走ればOK!」の内容だとリスク大。

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私がタイ語を自由に使いこなせればいいのだろうけれど、お互い英語のため基本的に怪しい。曲がりくねった道なら右と左だけで何とかなるものの、高速コースは本当にアブナイす! まぁ今回はシェイクダウンのつもりで走ろうと思いました。ここで壊したら御予算終了。残る2戦に出られなくなっちゃいますから。そもそも1250kgで2,2リッター380馬力のスーパーランサーにゃ勝てぬ。

コチトラ1550kgの2リッター260馬力(33口径のリストリクター付)ですから。ちなみにタイ国内戦のウィッタヤ選手は2代目インプレッサで良い勝負だったので、大雑把なWRXS4の実力が解ると思う。いずれにしろ新しい技術。大いに楽しみである。クルマはカッコ良いと大好評! タイのクルマ好き、スバルファン多いのだった。夜は「戦場にかける橋」が見えるレストランで。

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