白熊

ツマらん話ながら中学3年生の時、一人鹿児島まで旅行をした。その時、ユースホステルで『白熊』なる存在を知る。当時から氷としちゃ安くない。翌日、同じユースに泊まっていた人が「食べに行こう!」と連れて行ってくれた。当時、私は大学生と間違えられることが常だったため、キミなら無料で食べられる! と言う。

なんだか解らなかったけれど、翌日、早稲田の2年生だという人と天文館という繁華街にある『むじゃき』の前に行った。すると5分ほどして30歳前後のまぁお金持ちそうな女性の2人連れがむじゃきに入ろうとする。すかさず「東京から来た学生なんですけど、白熊をおごってください!」だって。ソウキタカ!

すると笑いながら「いいですよ」だって。う〜ん! 中坊としちゃ驚くしかない! オゴッてくれた女性も東京の話で楽しそう。食べた白熊の美味しかったこと! 最近は出来合いの白熊も売ってるけれど、やっぱし鹿児島流に限る。今日から7日まで新宿の小田急デパートでむじゃきが出張販売するそうな。行かなくちゃ。

どういった根拠なのか今となっちゃ全く不明なれど、早稲田の学生さんによれば「鹿児島の女性は日本一やさしい」のだという。当時の印象が強いのか、私は今でもそう思ってる。確かに40年近く前の鹿児島って独特の雰囲気があった。今はどうなんだろう? そんなことを考えながら昼過ぎまで仕事し、都内へ。

背泳ぎの寺川綾選手はオリンピックで日本記録を出すという素晴らしい泳ぎをして銅メダルだった。なのに無責任なメディアは金メダル候補とまくしたてていた。もし「日本記録を出せればメダルに手が届く!」くらいの的確な評価だったら「金メダルじゃなくて申し訳ない」ということにゃ絶対ならない。

あれだけ「金だ金だ」という報道を接していれば「銅でもメダルを取れてよかったね」になってしまう。されど銅だって世界3位だ。凄い。期待させるような報道は選手にプレッシャーをかけるし、無責任。一方、選手は大健闘してる。卓球の石川選手の4位も望外の成績です。内村選手の金メダルなんか圧巻!

男子サッカーの予選リーグ1位通過なんて夢みたいだ。男女とも、もし次で勝てればベスト4だもの! 国も企業も育成費用を大幅に削減する中(豊富な予算を持っている部門もあります)、選手達は頑張っている! そもそも半分以上の競技は事実上の手弁当ですから。そしてスポーツってやっぱり楽しい。

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3 Responses to “白熊”

  1. Pooh! より:

    鹿児島の女性は 【 外部の人には 】 日本一優しい!
    私の妻は鹿児島です。毎日桜島のように噴火しています……………。

  2. applefanjp より:

    メダルの色にこだわる。
    それもありかとは思います。
    しかし、無気力バドミントンのように
    過度になると、つまらんことをする者も出てきます。
    ベトナムでも思ったのですが、
    笑顔がサービスになるということを
    理解していない国民は多いと思います。
    自分たちが試合をしている会場に
    自分たちの試合を見にきている人々がいる。
    その人たちにも見ていただきたい・・・
    そんなことを考えることがないからか・・・たぶん。

  3. アミーゴ5号 より:

    早稲田大のお兄さんに、敬意を表します。
    (・o・)ゞ
    自分もユースの貧乏ドライブ旅行をした口ですが、発想だにしませんでした。

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