ヴィッツの足回り

「クルマは長く乗らないと解らないな」と改めて反省しきり。ヴィッツの街中燃費が思ったより悪いためロングドライブに出てみた。するとどうよ! 足回りが厳しい。試乗会は東京プリンスで行われたこともあり、あまり走り込めず。結果、オールアバウトで「足回りが良い」と評価しちゃいました。

けれどやっぱし徹底的にKYB風味。同等の車格のVWポロとかプジョー207なんかロングドライブしても全く疲れない。なのにヴィッツときたらピョコピョコ大王であります! 50km走っただけでお腹いっぱい。ヴィッツ級ハイブリッドもこんな足回りなら、即座にネオチューンしたらいい。

日本一ダメな足回りはプリウスかと思っていたら、ヴィッツの方が厳しかった。ヴィッツを買うようなユーザー層は足回りの優劣など気にしない? というかプリウスを買っている人のみ「違いの解る人」が多いのかもしれない。ヴィッツ級ハイブリッドがデビューしたら、サンコーワークスさらに多忙になるかと。

やっぱりこのカテゴリーはフィットが圧倒的に優れている。日本のユーザーって凄い! 良いクルマをちゃんと買ってます(スイフトはスターティングプライス安ければもっと売れると思う)。マーチの売れ行きが伸び悩むのも当然かと。果たしてスカイアクティブGを搭載したデミオがどのくらい仕上がっているだろうか?

東北道を北上したら佐野あたりで「もはや十分!」。下りたついでにアウトレットに行ってみた。アメリカのアウトレットの価格を知ってると日本のアウトレットで買う気など起きないが、『バナナリパブリック』のみ強烈でした。ワイケレ並の価格でございます。佐野のアウトレットに行ったらぜひ覗いてみていただきたく。

今年は猛暑のように感じるけれど太平洋高気圧の勢力は案外小さい。週末にやってくるだろう台風以後、少しシノギ易くなるかもしれません。秋の訪れは早いと思う。今のウチに「暑さ」を楽しんだたらいい。そう考えると猛暑も可愛くなる? ニンゲン、考え方次第。前向きに考えた方がシアワセです。

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4 Responses to “ヴィッツの足回り”

  1. applefanjp より:

    ベストカーのキレの良い批評、大変参考になり、
    興味深く読ませていただきました。
    ヴィッツのロングラン試乗の舞台を
    やはり東北にされたのですね。
    国沢さんらしいなあと思っています。
    そうそう、清三郎さんのコンサート
    久留米にこられる時は
    また、アナウンスをお願いします!

  2. 糖志朗 より:

     「間違いだらけ・・・」では良さげなヴィッツやiQも国沢さんでは厳しい評価になるというところに醍醐味を感じます。プリウスcとなるハイブリット車ですから期待はしておきたいところです。
     両名ともフィット、スイフト、スプラッシュは好評価でしたので、現在までの我が家の次期主力自家用車の候補車にノミネートさせていただきます。
     スカイアクディヴの記事も楽しみにしております。

  3. かず より:

    ショックが乗り心地の悪い理由の大半だと思いますが、サスペンション形式が理由にならないなら、もったいない話ですよね。
    マイプリウスもあんまり誉められないチームに属しておりますが、綺麗なアスファルト舗装のテストコースにもガタガタコースも有るはずなので、メーカーも確信犯ナノでしょう。

  4. 真鍋清 より:

    やっぱダメだったか(T_T)
    トヨタも新社長に変わったからといって小型部門のヒョコヒョコ足は相変わらずだったか…..。
    もっともこの新型ヴィッツ、不快な横揺れはない上、振動を尻下から伝えるサスセッティングも乗り手の緊張感を保つ上では必ずしも100%否定すべきものではない点は、小生自身の2004年式初代末期ヴィッツの体験からも立証されている。
    新型ヴィッツの場合、向こう6年ほどのモデルサイクルは見込んでいると言われており、二年後辺りに新開発直噴ターボ1.3Lを筆頭に同社が鋭意開発中の新ユニット数基を新搭載してマイナーチェンジされるという噂がある。トヨタの「確信犯的戦略」を分析するにこの辺りにヴィッツはサスセッティングを大幅見直しして「売上確保」につなげるのではなかろうか。
    PS
    我がSCP-13型ヴィッツ1300U-L、88200kmを経てダンパーもかなりヘタっている一方でサスには不快な微振動は決して生じておらず、あくまで上下方向の揺れのみで直進安定性も「年式を考えれば合格点」という感じです。
    何よりエンジンは7万kmを境に日増しに良い味を出しており、去る6月の車検でクランクシャフト/カムシャフトをつなぐタイミングチェーンを交換して以来トルクバンドは広まっている感を覚えます。
    その証拠に某所で「時速164km/h」を記録した際にレーダー探知機ディスプレイは「エンジン回転数5920rpm」と「エンジン負荷76%」、「スロットル開度80%」とまだ一定の余力を残していることを示し、時速200前後の限界性能さえ予測できるほどです。
    肝心の燃費は100%クーラー作動にしてなお10.5km/l、瞬間燃費は44km/lのことも少なくなく、クーラーフル作動で一直線に158km/h(GPS補正値)まで伸び上がる感触ともどもエンジンはこれからが旬であることを物語っているかと思います。

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