池澤一男兄

池澤一男さんという大恩人がいる。学生時代、オートバイ誌の編集部に遊びに行ったら、当時モーターマガジン社でライターをしていた池澤さんが声を掛けてくれ、以後、いろんな経験をさせて頂きました。例えばクルマの助手席で「ぐわわわ!」という初体験をした際、運転席は池澤さんであります。

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結婚式は山崎姉さんと一緒にご招待させて頂いた

池澤さんはホンダ技術研究所時代、4輪の開発テストなども行っていたのだった。驚くほど顔が広く、鈴鹿サーキットという場所は「よっ!」っと手を上げるだけで、どこにでも入っていけるモンだと社会人になるまで思っていたほど。私が初めてサーキットを走ったのも、池澤さんの手配です。

縁あってベストカー編集部に就職したのだが、もし大学の5年生になっていたら、きっと池澤さんの元で2輪のレースなんかやってたんじゃなかろうか。それくらい私の人生にとって大きな人でありました。池澤さんがヒマになったら学生時代の時のように遊んでもらおうと、いつも思っていた次第。

一昨日、これまた学生時代から遊んで頂いていた藤澤さん(今年の3月でホンダを卒業。当時はモーターレクという部門に居ました)から電話あり、池澤さんが亡くなったとの報。恩返しできぬまま、他界されてしまいました。お通夜は明日です。

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