輸入車の自動ブレーキ性能は大半が「ワカラン」です(8日)

昨日、自動ブレーキの性能比較をしたら「ボルボ以外の輸入車はどうなのよ?」という質問を受けた。これについちゃ以前も書いた通り「不明」である。JNCAPもクレーム付いたのか2015年以降、輸入車の自動ブレーキ試験を凍結してしてます。なぜクレーム付いたかと言えば、驚くほど酷い結果だたったからだ。VWゴルフなど20km/hでも3回に1回全く稼働せずダミーに激突。

ミニも20km/hまでしか止まれず。BMW3など試験結果無し。少なくとも2015年くらいまでの輸入車に付いている自動ブレーキで有用なのは、ボルボと後輪駆動のベンツくらいのものだと考えていい。じゃ最新のクルマならどうか? 2017年のユーロNキャップの試験動画を見ると、例えばBMWのX3は昨日のスケールの 1)50km/h 2)40km/h 3)? 4)×という成績。

一方、ミニは2017年の試験でも20km/hのまんま。おそらく日本車と同じく性能はバラバラだと考えていいだろう。日本車と違うのは、実際の性能が全く解らないこと。日本車の場合、JNCAPで試験されていなくても、使っているセンサーのメーカーやシステムで推察出来る。けれど輸入車はサッパリ解らず。インポーターに聞いたって解らない。開発担当者に聞くしか無い。

一昔前までのクルマは、全て日常的に使う”性能”だけで評価していればよかった。けれど今や自動ブレーキや、衝突安全装備、4WD性能など、使ってみないと解らないブブンが増えている。日本法人は基本的にディーラーだからして、調べないと詳細な情報など出てこない。つまり”やる気”の無いインポーターだと見えない性能は不明のままなのだった。困ったモンです。

サポーターになって頂いた方へ。入金して頂いた方への2018年ステッカーは全て送ります。遅くとも金曜日までに届いていなければ連絡頂けますでしょうか。また、2017年分のDVDがやっと完成! 来週から発送を始めたいと考えています。引っ越しなどして申し込み日から1年以上経過している方は、お名前と大雑把な申込日のメールをくださいませ。よろしくです!

 

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