F1人気下がる一方。バーニーもいなくなったことだし‥‥
F1は興行的に厳しくなっているようだ。バーニー・エクレストンがF1のCEOを辞めることになったのも、儲からなくなっているためだという。確かにここ数年、資金不足のためF1開催から下りる国やサーキットも出ている。日本も鈴鹿は収益面で苦労してます。
なぜF1人気に陰りが出ているのか? 一つは複雑すぎるパワーユニットのレギュレーションにあると考える。全く新しいレギュレーションにした挙げ句、昨年まで「トークン」なる改良を制限する規則を設け、基本設計良かったチームが圧倒的に有利なままになってしまった。
それでいてコストダウンになるかといえば、全く違う。トータルで考えれば開発コストは上がる方向。エンジンだけでなく、二次電池やモーターの技術開発にもお金掛かる。努力の割に見てる方はちっとも面白くないし、そもそもナニやってんだか不明。
そこで2017年シーズンから途中の改良を自由にしたものの、年間で使えるエンジンは4基のみ。つまり途中3回しか大きな進化をさせられないワケ。また、コーナリング速度を大幅に向上させ、ラップタイムを上げようとしているが、安全性という点で疑問である。
このあたりで抜本的な見直しが必要かもしれません。二酸化炭素の排出量だけ決め(ガソリンであっても電気であっても水素であっても)、それだけ使って速く走ったモノが勝ちにしてもいいし、逆に極めて普通のエンジンにして参入ハードルを低くしても良い。
普通のエンジンであればガソリン消費量だけ決めておき、市販エンジンベースなら何でも良いというレギュレーションなど面白い。その場合、リストリクターや、勝ったら重量ハンデを付けるような技術の勝負に水を差すような規制は不要。必要最小限の規制が技術を育てる。
バーニーの後継者がどんな判断をするのか不明ながら、新しい技術を育てる場にしないとF1は盛り上がらないと思う。
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