松下宏の食べ歩き/日光・「魚登久」で満足の特上うな丼。堪能後は日光東照宮へ!

岡島裕二さんを誘って日光へ。青木英夫先輩推奨のうなぎ屋さん「魚登久」に行きました。大正元年創業で110年の歴史を持つ店です。現在は本店が建て替え工事中のため、別の場所に仮店舗を設けて営業していました。東京から日光まで行って空振りというワケにもいかないので、さすがに事前に電話をしてから向かいました。

その電話で当初行く予定だった6日が臨時休業であることが分かり7日にした次第です。主要なメニューは特上うな重と特上うな丼の選択です。うな重は肝焼きとうまきが一緒盛りになっていて、うな丼はうなぎが二段重ねになっています。ちょっと迷う部分がありましたが、特上うな丼(5400円)を選択し、肝焼き(950円)を追加しました。

最初に出てきたのは肝焼きです。やや高めの価格設定でしたが、出てきた肝焼きを見て納得。きれいに串刺しにされた10匹分の肝が出てきました。肝焼きにしては焦げ目がなく、柔らかく仕上げられていて肝煮に近いイメージです。さらっとして、すっきりした印象のタレは、やや甘みを感じさせる味付けで、塩辛さが抑えられていて、私には良い具合でした。

次に出てきた特上うな丼には、半切りにした半紙に“特上鰻丼”の文字と朱肉の印が押してあります。この紙の写真を撮るためにはるばるやってきたようなもの、というのは冗談ですが、それなりのインパクトがあります。ご飯を軽めにしてと注文したので、写真がやや迫力不足に見えるかも知れませんが、二段重ねの中入れ丼であるだけに十分です。

うなぎは入念に蒸されていて柔らかく、またご飯も今風に柔らかめに炊かれていて、とても食べやすいうな丼でした。ご飯はもう少し硬くても良いかなという感じです。タレの味はすっきりしたものでしたが、しばらく後に東照宮を拝観しているときに喉の渇きを感じたので、それなりに塩分も入っていたようでした。それでも大満足のうな丼だったのは間違いありません。

うなぎを食べた後は、小学校の修学旅行以来の訪問となる東照宮に行って、猿や猫、鳴き龍などを見て聞いて回り、最後に輪王寺の宝物殿で特別公開中の風神・雷神の仏像を鑑賞しようと思ったら、何とここに落とし穴が。この日は展示替えのために休館日になっていました。アチャー、何でそうなるのっ!! <松下宏>

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