豊田章男嫌いの記事がまた出た! 残念ながら「やっかみ」ばかりでジャーナリズムの中立性は無い
豊田章男嫌いの記事がまた出た。ま、有名税ということである程度諦めた方が賢明かもしれません。ちなみにこの記事でもっともメディアとして情けないのは、アメリカに於けるトヨタバッシングを救ったのは章男さんだと言う点と、今の業績をもたらしたのも章男さんだということをあえてふれていないことですね! メディアの基本はニュートラル。この一点だけ見ても残念です。
週刊文春の記事と共通するのは、やっかみを持っている人からの意見だという点。前述の通り現在のトヨタは10年前と全く違う評価を得ている。一番わかりやすいのが欧州市場。トヨタを除き、全て撤退も視野に入れなければならない状況。こう書くと「トヨタはハイブリッドが」みたいな人も出てくるが、ホンダだってハイブリッドを全ての車種に持つ。以下、ビジネスジャーナルの見だしです
私の左が友山さん。同級生です
・異論言う人物は放逐。トヨタ豊田会長、異常な独裁経営の弊害、不正続出の元凶 記事によれば豊田章男に批判的な意見を言ったら飛ばされるとある。だから独裁になり不正が出るという内容。実名が出てきた友山さんだけれど、記事を作るに当たり取材していない。私は最近友山さんに会ったが、現在進行形で良い仕事をしてます。そして批判的だったから放逐されたんじゃありません。
もっといえば、どんな企業や官僚だって厳しい人事はある。理由は様々。官僚なんか上に行くと同期は外に出されてしまう。「なんであの人が」と思う気持ちは理解できる。ただ正しい人事だったかどうか決めるの、業績だ。悪化すれば人事失敗。良くなれば正しい判断だったということ。さらに降格された人が会社に残っており、よい仕事をしていれば100点だと思う。
章男バッシングは好調なトヨタに対する「やっかみ」かと
・長期政権の弊害 記事によれば「父で名誉会長だった豊田章一郎氏が半ば強引に章男氏を社長に据えたこともあり冷ややかな空気が強かった。その後、重しになっていた副会長の渡辺氏が11年に、張富士夫会長が13年に退任。章男氏の権力は増長。徐々に自分に異見を言う役員を排除し、イエスマンだけで固めていくようになった。同じ人物が14年にもわたり社長に居座り続けた弊害といえる」。
とある。序盤だけあっている。章一郎さんはトヨタなら経験不足の社長でも問題なしと思ったのだろう。ところが章男さんの社長就任後、アメリカの暴走問題でトヨタは企業の存続すら危うい状況になった。ここを「トヨタ車の責任は全て私が背負う」と逃げなかった。10年前のインタビューに詳しい。その後、東日本大震災、タイの洪水に発する部品不足など的確に乗り切った。
この時点で社内はまとまった。とはいえ章男さんにたてつく人は少なからずいた。代表的な存在が現在アイシン社長の吉田さん。私も何度かやりあった人です。なぜか(笑)2018年に副社長となり、任期終わる2021年までトヨタの開発陣の中枢にいた。ちなみに外に出された人を見ると、全て日産やホンダなら重用されたかもしれない優秀な人材ながら、前を向くトヨタには合わなかったと思う。
・息子の豊田大輔氏による世襲 世襲を悪い意味で使っている。天皇陛下や歌舞伎なども世襲なのに。世襲にはメリットもデメリットもあると思う。デメリットは能力ない人だと悪い方向にいきがち。メリットは責任感のある代表が長い期間にわたる戦略を立てられることにある。トヨタは危機を乗り越え、業績も伸ばした。後者だと誰でも解ることだろう。次はどうか?
おそらく章男さん自身、世襲の難しさを120%知っていると思う。だからこそ早いタイミングで責任を負わせ、経験を積ませようと言うことなんだろう。確かに厚遇である。そして疑問視する人は多い。なにより「伝説」がない。でもトヨタって「虎の威を借る」が通用するような企業規模じゃない。章男さんが社長に就任した時の空気を知っている私からすれば、そんな甘くないです。
この件、外野が心配することじゃありませんがな。
<おすすめ記事>
Business Journal、
響きだけは知的で格好良いですが運営会社を知ればどの程度か判りますね(笑)
残念ながら、業界ド素人の一般人には、社内政治の状況はわかる術がありません。よって、文春もビジネスジャーナルも、読んでも検証できません。
ただ仕事というものは、嫌な思い、辛い思いをするからお金を貰えるのだと思っています。
ただモリゾウ社長のことは、米国プリウスや大震災の頃からずっと追いかけているので、これらの記事が「一方的な視点から切り取って書かれた悪口」というのはわかります。
こういうけったくそ悪いネタは、クソ不味い酒の席だけにして欲しいものですな。
そしてマスコミは、取捨選択も自浄作用も失ったから、マスゴミと言われる。
ついでに、こういう「揚げ足トーリ」こそ、ネットで特定して、晒し者にしてやればいいのに。
追記です。
是非とも、誤解・やっかみ・見解相違の三拍子揃った国沢親方におかれましては、モリゾウさんへ黄昏野郎へのアドバイスをお願いします。
m(_ _)m
というのは、決しておちょっかいではないのですが、今回の相手は、黄昏マスゴミだから、ちょっと違うかな?
メディアの記事って妬み僻みみたいな記事が多すぎると思いますよ。
国内でもトヨタとその他のようか感じになってますし
雇用も売上も国内トップでどの企業よりも結果を出しているのに
まともに取材もしないで
とりあえず叩こうみたいなメディアの精神がおかしいと思いますよ。
トヨタの子会社から不正が見つかって、トヨタ本体は順風満帆という構図が、きっと叩きやすいんでしょう。
章男社長は最初からアメリカのバッシングにさらされ、あの時は代わりに社長をやる人もいない感じでした。私は世襲でポンとなったのではなく創業家の人だから何とかしてくれるだろうと半ば希望を持って社長になったんだと思っています。
そもそも、問題が表に出る前に指摘したり止めたりするのが経営側(取締役も含む)の仕事なのだから、後出しじゃんけんやそれ見た事かはナンセンスです。
ベンツの新型Eクラスが国際価格で出て来て「車はもう買えない」と嘆いているところに、日本価格で日本サイズの車を造っているのはトヨタだけ(カローラの3ナンバーだけどちょっと小さい、ヤリスの5ナンバー仕様)。エネルギーのマルチパス化も。トヨタグループには何とか頑張ってもらわないとならないのです。
ここの国沢さんの掲示板、特にこのフリー掲示板の投稿コメントは、いつも車好きのフェアーな見方ができる良い意見に溢れています。
どう考えても、読んでも、こちら(国沢さん)側の投稿意見の方が、圧倒的に事実の把握が正確で、自動車性能、車の本質、あるべき自動車メーカーの姿等を広い視野で見ていると思います。
大手メディア・二流経済ネットメディア・一部アンフェアーな見出しや・ステマ目的のネット関連自動車メディアで書かれるアンチトヨタ論に、一般の車好きの方々が惑わされるのは本当に残念です。