ホンダと日産は電気自動車や電池の調達計画を次々白紙にしている。一方、アメリカ勢は動き始めた

ホンダと日産は「羮に懲りて膾を吹く」のコトワザ通り、ニーズを考えない電気自動車戦略を先行させた結果、プロジェクトの大半を凍結や廃止してしまった。エスピノーサさんにインタビューした時は「北九州のLFP電池工場の設置を白紙撤回させた。良い判断でしょう」と言っていたし、ホンダもカナダの電池工場を白紙撤回。アメリカのLGケムの電池工場もハイブリッド用に切り換えた。

FLP工場の件、複雑なのでインタビュー記事には織り込まず

そもそもホンダは新型車開発についちゃ極端な縮小化を行っている。ほぼ休眠状態と言っていいだろう。一方、GMやフォードをみると電気自動車戦略は一旦休止したものの、ここにきて次世代を見据え動き出している。フォードは中国CATLと組んでLFP電池の工場を2027年にも立ち上げる。トランプ後のアメリカを考えているのだろう。中国の技術だけ導入するのならダメ出ししにくい。

GMも様々な動きを見せ始めている。LFP電池を採用する動きだったが凍結。代わりにLFPと同じコストながら性能的に勝るLMR(リチウムマンガンリッチ)に軸足を移している。「その次はナトリウム」ということなんだろう。まず据え置き型のナトリウム電池の工場を立ち上げる。GM筋によればアメリカの電気自動車は2028年くらいから本格化すると考えているようだ。

アメリカは意外に寒冷地が多い。LFPよりLMR。モノにならなければマイナス40度にも耐えるナトリウムということなんだと思う。ボディサイズ大きいアメリカ車はエネルギー密度低いナトリウムでもなんとかなるということだろう。フォードとGM、2028年あたりから電気自動車のニーズ増えると考えている。日産とホンダをみると、少なくとも年内は電気自動車スルー。来年もスルーか?

となると2028年から電気自動車のニーズ増えた時に対応出来ない可能性大。ちなみにトヨタといえば2027年から電気自動車もPHEVも対応出来るプラットフォームを立ち上げ、LFPは2027年から少し遅らせているようだけれどスタンバイしているらしい。「電気自動車なんかダメだ。ハイブリッドが正義」と思っている人も多いようだけれど、世界は2050年に向かって着実に進んでいる。

今のホンダと日産は戦記に詳しい人ならミッドウェー海戦の戦略ミスと重なる。

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