欧州市場の登録台数で日本車が中国車に初めて負けた。おそらく日本勢はジリ貧になるだろう

衝撃的だった。ヨーロッパの月間登録台数で日本車が初めて中国車に負けた。6%という僅差だったたため、年内は勝ったり負けたりかもしれないけれど、遠からず完全に抜かれてしまうだろう。中国勢の凄さは罰則的に高い輸入関税を課せられているのに売れ行きを伸ばしていること。そして高い関税無しに入ってくるPHEVが急増していることにある。どちらも脅威です。

PHEVのシーライオン6は欧州市場でも安価

というのも中国勢は欧州に電池工場や完成車の工場を建設中で、2~3年内に生産開始する。現地工場の中国車に関税は掛からない。もう一つはPHEV。欧州勢のPHEVはCAFE(企業平均燃費)の数字を稼ぐため、二桁kmしか走れない「なんちゃってPHEV」だった。中国勢のPHEVは走行距離短いタイプ150km。長いタイプだと200kmを超える。通常の使用なら電気自動車だ。

しかも充電インフラは急速に進んでいる。慧眼の読者ならここまで読んで「日本が強みとしているハイブリッドを喰われますね」と思うだろう。その通りで、日常は電気自動車として使え、高速道路を使ったロングドライブならエンジン車と同じ使い勝手を持つPHEVって欧州の使い方にピッタリなのだった。しかも中国からダイレクトに輸出出来るため、価格競争力だって高い。

折しも欧州は熱波に襲われている。この2週間くらいで気候変動防止に対する流れが一段と強くなった。欧州は中国製PHEVが急増すると思う。次に起きるのは人口密度低い地域のガソリンスタンドがバタバタと潰れること。我が国も燃費の良いJPNタクシーの増加でLPGスタンドの経営が厳しくなり減少傾向にある。欧州は高速道路や幹線道路沿いのガソリンスタンドしか残らないと思う。

翻って我が国を見ると茹でガエルばかり。電気自動車について書くとネガティブな意見。まぁどうでもいいです。勝手に電気自動車を否定していてください。そもそも電気自動車嫌い君達に買って欲しい&認めて欲しいなんて1%も思っていない。ただ世界はハイブリッドを経由して電気自動車かと思っていたら、PHEVを経由して電気自動車が濃厚になってきたように思う。

理由は前述の通り人口密度低い地域のガソリンスタンド閉鎖です。ハイブリッド、燃費良いだけでガソリンは必要なのだった。

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One Response to “欧州市場の登録台数で日本車が中国車に初めて負けた。おそらく日本勢はジリ貧になるだろう”

  1. アミーゴ5号リリボーン より:

    個人的な雑感です。

    エンジン自動車大国の日本にとって、BEVは長所と短所が両極端過ぎてわかりにくいのかもしれません。

    一方で日本市場では、不思議なほどHEVが普及しました。オイラはHEVを保有したことがないため実感が薄いのですが、燃費と航続距離を両立したHEVは受け入れやすかったのでしょうね。

    そういえば以前先々代のプリウスPHEVを一泊二日で試乗した時、走り出しはBEVモードで、バッテリーを使い切ったらHVモードに切替わる仕様でした。未来と現在が同居したような妙チクリンな運転感覚で、当時はまだ未完成という印象でした。

    最近の中華製PHEVは、ドライバーがBEVとHEVモードを可変できると聞き及んでおります。道路環境や自分の好みに合わせてモード調整ができたら、きっと運転も楽しいだろうと妄想しております。最近の日本製PHEVはどうなのかな?

    ということで、発電メインで効率を追求したエンジンと進化著しいリン酸鉄やナトリウムバッテリーを組合せた中華製PHEVは、世界中で猛威を振るいそう。。。

    もはや日本は、中国を軽視したり敵対視している場合ではないと、あらためて実感しております。

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