トヨタ好調。業界からすれば「そうでしょうね!」

トヨタの好調ぶりが様々なメディアで取り上げられているけれど、業界関係者からすれば「努力の結果ですね」。というか、これだけ頑張って結果を出せない産業なら、もはや先などないと思う。何度も書いてきている通り、トヨタだけ盤石の仕事をしている。私ですらトヨタに対する苦言はディーラーのレベルダウンくらいです。やるべき手はキチンと打ってきた。タイしたもんです。

しかもトヨタが本当の意味で強さを発揮するのはこれからだと思う。今の好調ぶりは4~5年前に打った手が当たっているからです。いや、正確に書けば2011年くらいから明らかにトヨタは積極的になった。その方向性を定め始めたのは4~5年前だと記憶している。今やさらに動きは進化してます。実際、よいニュースとして取り上げられるのはトヨタばかり。日産もホンダも元気を感じない。

2011年に書いたトヨタの記事

理由は簡単で、今でもトヨタ以外のメーカーは「危機的な状況であり緊縮的な戦略を取らなければならない」と考えているからだ。夢やクルマの楽しさについちゃ全く考えていないように思う。モータースポーツに対する姿勢を見ても解る。トヨタ、積極的な関わりをみせるばかりか、社長自らハンドル握って参戦しているほど。他のメーカーの社長さんといえば引きこもっていると思えるほど出てこない。

夢のある発言や、クルマの楽しさについてのコメントなど聞いたことがないです。おそらく「クルマは楽しいもの」という原点を忘れてしまっているか、知らないんだと思う。初めてクルマを買った時にワクワクしなかったんだろうか? 今後、トヨタと業界他社の差はさらに広がっていくだろう。トヨタ、すべての環境技術を持っているし、それで楽しもうという前向きな気持ちさえ持っている。

もちろんトヨタだってお財布のひもを緩めているワケじゃない。むしろきつく縛ったままだ。ただお財布の中にお金がないワケでもなく、出さないワケでもない。きつく縛っていても必要と思える案件についていえば最低限払うべきものは払う。だから回っていく。他のメーカーは使うべきところで使わないから暗くなりニュースすら枯渇します。明るいニュースを考えられなくなっちゃった?

それじゃクルマは単なる移動の道具になってしまう。

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