トリチウム水、オシッコを濾過したした水を安全だから飲めと言われてもイヤなのと同じ

原発は誘致コストや廃炉コストまで含めたら、太陽光や風力発電より高い。そもそも人間がコントロール出来ないのだから使うべきじゃ無いです。ということで福島第一の事故で出た膨大な量のトリチウムを海洋排出するという。半減期12年のトリチウムは自然に中にもあるし、海外の原発も普通に海洋に流している。だったら福島第一のトリチウム水を海洋排出してもいいという判断だ。

私は海洋排出反対です。大丈夫言われても心理的にイヤだ。オシッコを濾過した水を「安全だから飲め」と言われたって飲みたくないのと同じ。どうしたらいいか? こらもう深い海に流すしか無いと思う。深い海の底は海流が極めて遅い。1年間で3kmくらいしか流れない。半減期12年のトリチウムだと36km流れたら半分。72km流れると4分の1になる。そもそも飲めるオシッコだから環境破壊も無い。

加えてこの処理は学術的な安全データを作った上、国際的な承認を得なければならない。海は地球の財産。日本が勝手に決めていいというものじゃない。事故によって出たトリチウムということで、それ以外の放射線物質が含まれていないかどうかのチェックシステムも必要になる。国連がいいのか、TPPのような環太平洋協定なのか解らないけれど、日本の独自判断じゃマズい。

廃炉に掛かった費用は電気料金に「廃炉費用負担分」と上乗せしたらいい。すでに安くなってきた再生可能エネルギーを悪者にするような負担、原発行政失敗の逃げだ。今や再生可能エネルギーは現在の昼間電力料金32円/1kWh程度で売ればキッチリ利益が上がる。原発というコントロール出来ない怪物を作った反省を忘れないためにも「廃炉負担金」という項目を作ったらいいい。

我が国に於けるカーボンニュートラルは、スプーン廃止に燃える環境大臣の元で出している数字によると驚いたことに2030年時点で原発の発電比率を20%としている。今や新設はありえないし、既存の原発だって動かせない状況。この20%、今のままだと火力発電になってしまう。「再生可能エネルギーは高い」という宣伝を止め、新しい時代を考える時期だと思う。

ということで気分転換にハイエースの走りなど。最初は喜多見号。

 

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