バンコクショー続編。中国のタイ進出やトヨタの激走など

バンコクモーターショーの後半です。あまり期待しないで取材しに行ったのに、けっこう楽しい。まだまだ写真あるので希望あればその3もお届けします。タイ特産といえばバイク。面白いのありました。以下、気軽に読み飛ばしてください。

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驚いたことに実際に走った競技車両あったのは三菱だけ。日本だと元気ないけど、タイじゃ存在感出してますね! 日本ではアジアンクロスカントリーといえばアウトランダーPHEVのニュースしか流れてないが、タイ人の間では「日本からクルマを持ってきたのにてんで遅い。PHEVはダメだ」と逆宣伝になってる。むしろサポート車両だったトライトンが頑張って4位です。

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中国はタイにもジワジワ進出してきた。写真の小型トラックはスズキ・キャリーの対抗馬。安い! それにやってもいないモータースポーツイメージを出すなど雰囲気作り上手。日本も見習わないとアカンです。耐久性や品質感じゃまだまだ。タイ人は目聡い。

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中国の特産品であるハイエースのパクりを、恥ずかしげも無く輸出しようとしてる。FOTONは中国のパクりエースの大手。何とカミンズ(日産も米国向けのピックアップに最新のカミンズを搭載)の中国製ディーゼルエンジンを積んでる。これが売れるようだとトヨタとしちゃ厳しい。

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そして直球勝負の『MG3』。中国車なんだけれど、イギリス車にごまかそうとしてて笑える。日本の自動車メーカーの中には脅威の存在として評価している人もいます。質感は中華クオリティ。これまたタイ人の厳しい目からすればどうか?

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マツダはタイでもタイ人を使ったフィールザドライブの宣伝をしている。マツダブース、人気あります。とはいえ売れ行きとなると、イマイチという感じ。マツダ車はタイでも強気になっておりうライバルより高価なのだ。人気車だったBT50(トラック)の売れ行きも伸び悩んでいる。

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タイのモーターショーは大商談会という側面を持つ。ブースの裏手に商談コーナーを作ってあり、ここで売れてしまうそうな。期間中に何台売れたかで、ショーの成功も決まると言うから面白い。やはりトヨタとホンダの商談コーナーのイキオイを感じた。

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一時は日本車の脅威になると言われていた現代自動車ながら、完全に頭打ちになってしまった。タイ人はあまり韓国が好きで無いという理由の他、タイで売れているピックアップを作らず、価格も日本車と同等。同じ価格ならタイ人は迷わず日本車を選ぶ。

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トヨタは徹底的にスポーツイメージを前面に押し出している。乗用車に「スポーツ」とか「RS」そして「ニュルブルックリンク」を連発し、ピックアップトラックにまでTRDをかぶせてきた。強いメーカーがここまでクルマの楽しさを打ち出してきたら、ライバルは厳しいです。

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