フランスの地方に1週間滞在したら、すっかり好きな国になってしまいました~。皆さんもぜひ!

ルーテシアのメディア対抗燃費競争賞品のフランス取材に出てパリに到着した、というところまでは書いた。その後はクリッカーで何本か記事を上げたけれど、当然ながら公式なものです。以下、私のダラダラな内容で翌日以降のお話など。まずディエップのアパートが強烈でしたね! ルノーの賞品ツアーは木曜日の夜から。このアパート、マリーナを望むロケーションで決めた。

当然ながらオーナーはそこにいないため、入室方法ってまちまち。当該物件、マリーナに面したレストランの通用口みたいなところから入る。ドアや鍵の位置はオーナーがフランス語をチャットGPTで日本語に翻訳しているのだけれど、インディジョーンズのような謎解きに近い。ドアも4つくらいあって、どこか解らない。小林さんが何とか鍵箱の位置を見つけたもののドア解らん。

一つずつ鍵を入れ10分くらいでビンゴ。開けると非常階段に近い真っ暗な傾斜のきつい狭い階段を4階まで。100年前のヨーロッパの家ってこんな感じなんだろうなぁ、と思う。ただ部屋に入ると超快適! マリーナ一望。3泊したのだけれど、小林さんがガレット焼いたりしてくれて楽しい滞在になった。ただたいていの奥さんは入り口で「何でこんな宿を取ったの!」と怒り出すと思う。

火曜日は広報車を借りるためパリまで戻る。トゥインゴとても快適で燃費良い。意外だったのは標準オーディオがけっこう良い音で鳴ること。途中、スーパーのコーヒーショップで朝ご飯。クロワッサンを食べたら激しく美味しい! フランスのクロワッサン、バターと小麦がいいんだと思う。以後、フランスで食べたものはベジタリアンを除き、ぜ~んぶ美味しかった!

空港に付くまでは順調だったものの、レンタカー返却で20分待たされる。CDGでレンタカーするならハーツのゴールドしかないね、と断言しておく。パリ市内にあるルノーの広報車デポまで電車と地下鉄を乗り継いで1時間少々。ルノーの広報車受け渡し、超ユルい! 名前言ったらキーを渡されて終了。このあたりから「あれれ? フランスって案外居心地いいかも」。

そのままディエップに戻り、パーツを買うべくアルピーヌのオフィスへ。エマニュエルさんという人が担当なんだけれど、実は極めて印象悪かった。決済にカード使えないというあたりから始まるのだけれど、超怖い感じ。ホントは行きたくなかったほど。アルピーヌに行くと本当に小さいオフィス。昔のSTIみたいな感じ。受付なんか無い。居合わせた人にエマニュエルさんを呼んでもらう。

するとどうよ! けっこうやさしい。40点くらいのパーツをその場でオーダーしたのに嫌な顔せず受けてくれる。後でルノージャポンのブレンさんに聞いたのだけれど「会うといい人」ってフランス人あるあるらしい。フランス行きの最難関を簡単にクリアできてしまった。カードも使えるし。翌日パーツを取りに行くと台車でクルマまで運んでくれたほど。フランス人って人がいい?

夜は「タルタルステーキが食べたい」という私の所望で海沿いのレストランに行く。タルタルステーキ、欧州でもフランスとベルギーくらいしかない。スープ・デ・ポアソン(海老など入ったスープ)も頼んでご機嫌。高いと思われている欧州の物価ながら、小林さんと2人で赤ワインのボトルも頼んで80ユーロ。ロケーションよくオシャレなレストランながら一人6000円程度だ。

水曜日はアルピーヌまでパーツを取りに行ったりションピングモールに行ったり”怪”適なアパートで原稿書いたりして過ごす。食事はどこで食べても美味しいし高くないし店の人はやさしい。今まで何度もフランスを訪れているが、考えてみたら普通の田舎町でダラダラ過ごすのって始めて。機会あったら自炊もしながら2週間くらい欧州の生活を楽しむのもいいな、と思う。

木曜日は完全に空いたので一度も行ったことのないモン・サン・ミシェルへ。折しもの連休ということでけっこう渋滞箇所あって320kmを4時間半くらい掛かった。3分の1くらいの距離が有料の高速道路。300円~800円くらいの料金を3回くらいに分けて支払う。イメージとしちゃ日本の4分の1くらい。無料区間も多いので320km走って2000円くらい。日本だと8000円か。

私も小林さんもフランス語ばかりか英語も怪しいのだけれど、特に困らないのが驚く。モン・サン・ミシェル見てガソリン入れて美味しいコーヒー飲んでフランス料理食べて買い物して普通に過ごせるのだった。なぜかといえば皆さんやさしいから。解らないとあれこれ世話を焼いてくれる。フランス、パリとディエップじゃ違う国みたい。ダメなのは成田の日本人とレンタカー屋だけだった。<続く>

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