勝田選手、最終SSでスーパーラップ叩きだしたソルドに届かず4位! でも感動しちゃいましたよ

いやいやモータースポーツって素晴らしい! 勝田選手とソルドのバトル、本当に楽しめました! ソルド、WRCで3回優勝している(2019年と2020年はWRCイタリア連覇)。直近の10年で20回表層台に登っている実力ある選手です。ちなみに現役ドライバーの実力だけれど(国沢調べ)、いつでも優勝できるのは、ロバンペラ、タナック、ヌービル、オジエ、エヴァンスの5人。

勝つ可能性持つドライバーということであれば、ソルド、ブリーン、ラッピといったイメージ。伸びている途上がグリーンスミス、ルーベ、フォルモー、ソルベルグである。勝田選手、昨年まで第3グループだと評価されてきたものの、今年になって明らかに速くなった。そんな中、今回ソルドとガチのバトルである! WRC関係者全てが「勝つ可能性を持つドライバー」という認識に! 

象徴的だったのは勝田選手のゴール直後、ソルド選手が駆け寄ったシーン。勝田選手、最終SSはフルアタックしたと思う。実際、オジエより0.5秒速く、エヴァンスの0.1秒遅れ! オジエは自分のプライドのため。エヴァンスも最終パワーステージでポイント取るためフルアタック。手応え十分だったろう。なのにソルドが4.2秒速いタイムを出しており逆転されてしまったのだ。

TVのコメンテーターには気丈に淡々と悔しさを伝えていたのだけれど、抑え切れなくなり涙。そこにソルド選手がやってきて勝田選選手に「凄かったよ! これから表彰台に何度も乗れるドライバーなんだから泣かないで」。このシーンでジジイは完全に涙腺をやっつけられてしまい映像がかすむ。今回WRCのレビュー収録が間に合わないことに感謝した。

ここで映像見られます

この映像、きっとレビューでも使うと思う。これ見たらコメントに詰まります。間違いなくカッコ悪いことになる。ちなみにダニエルの最終SS、とんでもなく速かった! 最初にヒョンデのエースであるタナックが素晴らしいタイムを出す。続いて走ったヌービルは意地の見せ同タイム! されどソルドときたらWRCドライバーで一番契約金高いと言われるタナックより速かった!

最後に走ったロバンペラはソルドよりさらに2秒速いタイム出して関係者をウナらせるのだけれど、ソルドの最終SSにはみんな驚いた。ソルドとしても真剣勝負のポルトガルだったと思う。スペインからたくさんのファンが応援に来てましたから(本来なら応援の日の丸をたくさん見たかったけれど、ポルトガルに来てから空港や街中でも日本人を見かけない状態)。

ラリー終了後ラトバラ監督はTVインタビューを受けていた。ワンツーフィニッシュについての質問に続き、勝田選手のことを聞かれる。すると「これから伸びるドライバーだから良い経験になったと思う。とっても良いラリーだった」的なことを答えてました。最後に勝田選手に声を掛けて帰ろうと思ったけれど泣きそうなので早々にサービスから撤収し、リエゾンで勝田選手を見送ることにした。

ということで撮ったのが上の写真です。

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