燃費燃費燃費

私の理解が間違っているならいいのだけれど、そうじゃなければ大変な事態になりそうである。EUは2012年から現在より”自動車業界全体”の平均燃費を130g/km(1km走ると二酸化炭素を130g排出するという意味。例えば欧州仕様のダイハツ・ブーン1リッターエンジン車で120g/kg)に引き下げるというムチャクチャな法案を加盟国に提案するらしい。この法案、フザけたことに「各メーカーの平均」でなく「業界の平均」なのだという。具体的な数字は不明ながら、どうやら平均燃費の悪いドイツ製高額車に有利らしい。例えば現在販売しているクルマの平均で295g/kmというポルシェの場合、そこから10%少々燃費を向上させればいいのに、同じく163g/kmのトヨタは30%近く改善させないとイケナイ、という感じか? トヨタやホンダが今後欧州でクルマを販売していこうとするなら、平均燃費をフィットやヴィッツクラスにしなくちゃならないのだ。まぁ欧州人が不公平なのは、今に始まったことじゃない。日本のメーカーもヘコんじゃダメだ。燃費の良いクルマを作ると言うことは、ユーザーにとっての正義。この際、グーの音も出ないほど燃費の良いクルマを作ってやろうじゃありませんか! 日本はそうやって成長してきたのですから。ちなみにこんな時、最も心強いのがホンダ。素晴らしい突破力あります。そいつを強力にサポートするのは日産。というのが今までの図式である。

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2 Responses to “燃費燃費燃費”

  1. ルン より:

    業界平均では各メーカーに強制力が無いのでは?
    本来は燃費の悪い車こそ厳しくするのが本当だと思うけど。
    日本も重量税廃止して燃費税とか導入して、燃費の悪い車からたっぷり取って実燃費20キロ超えたら無料とかにして欲しい。

  2. 簡単です より:

    自動車業界で、飯を食っている人ならば、マスキー法と言うのが有ったのを、ご存知とは思いますが、
    どこの国のメーカーが、これに合格(当時1番最初だったはず)しましたか?

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