高速道路無料化で?

国交省がオタンコだということを国交省自ら証明してしまっている。高速道路無料化区間を通行する際もETCの無いクルマは通行券を受け取り、出口で渡すことになってます。理由を聞いてみたら「今回の無料化は社会実験なので交通量の調査をしている」という。ここまでは6月28日のTOPで書いた。

しかし! 無料化以後、通行券を取らないでゲートを通過する人も少なくないようだ。当然ながら出口で「通行券を出せ」と言われても対応できない。そんな時はどうするのか? 何と! その場で入ったインターチェンジの場所と時間を申告させ、確認するのだという。そうです。通行記録を残しているのだ。

100歩譲って有料区間と繋がっている無料区間のインターチェンジは収受ゲートを活かしておく必要もあろ
う。けれど道東道や山形道や山陰道などの独立区間、沖縄道などは全線無料。こういった高速道路についちゃフリーパスでも交通量の調査は出来る。終日タダの料金券を受け取る仕事、意味無いでしょ。

また、高速道路の無料化で交通量が大幅に増えると思っていた人も多いようだ。考えて欲しい。今回
の無料化、いくつかの例外を除けば通行量少ない=建設しても採算の取れない区間ばかり対象にしている。つまり過大な通行量をねつ造して建設した大赤字高速道路の隠蔽工作という意味合いが大きい。

「いくつかの例外」を仕込んでいるのは隠蔽工作じゃないことを解らせないための隠蔽工作です。ま
た、無料化で交通量増えれば、道路を造ったことに対する正当性を主張できるという寸法。何のことはない。民主党が動いて無料化したんじゃなく、官僚の上手
な作戦だったということでございますね。

いろんなことを考えなければならない政治家は、どんなに優秀であっても朝から晩まで保身を考えている官僚にゃ勝てない。高速道路無料化反対の皆さん。本格的な財政負担が必要になるような区間の無料化は、現在の体制(民主党でも自民党でも)絶対にないと思うのでご安心を。

優秀な官僚からすれば騙しやすい国民性です。

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2 Responses to “高速道路無料化で?”

  1. 阪神ファン より:

    インターネットで高速道路無料を検索すると有料から無料になった道路リストがありました。
    有料道路がいくつあって、そのうち何%の有料道路が無料化されたのか、具体的なことまで把握できませんが、
    自民党時代からコンスタントに無料化された道路が発生していることに驚きました。

  2. ao より:

    特に、無料化には、賛成という訳でも、反対という訳でもありません。(中立という感じです。) 概ね、民主党(ただ、政治家にもよる)を信じているので、まかせれば良いかと思っています。
    そういえば、高速道路を作り始めた頃(40〜50年前?)は、その作った高速道路の建設費が通行料で回収できたら、無料にするつもりだったようですね。
    それを、回収できた後も無料化せずに、他のあまり使われないような道路を建設したり、マッサージチェアを買ったりや研修センターなどを作ったりするくらいなら、無料にして、経済を活性化させたり(ほんとにするかどうかは知りません)したほうが良いかもしれません。どちらにしても、国土交通省に直接お金が入ると(高速道路収入で利益を出してはいけないようですが)、無駄なことばかりに使います。
    高速道路の補修費なども要りますが、他の税金(ガソリン税)などを少し上げたりして、一般財源にして、本当に必要なところにだけ、都度申請して使うようにしたほうが良いように思います。
    ただ、今は無料にしたときの通行量などの調査をしている段階なので、通行券などを使っているかどうかなどの点は問題にしないで良いように思います。(もちろん、実際に無料にするときには検討されると思います。(ただし、無料区間前後に検札所(料金所)などは必要になる??? ))
    ところで、どうしてアメリカは税金が安いのに、一般道路も高速道路も建設、整備できるんでしょうか。日本は建設会社などの談合もありますが、あと住民などに支払う「立退料」などが高すぎる(住民がぼったくる)ようにも思うようになりました。
    ただ、管首相や民主党(&自民党)の言うことで大きな疑問がいくつか。「介護も今後の成長分野だ。負担ではなく強みになる。」のようなことを言っていたと思いますが、確かに今後介護が必要な人は増えるので、成長するとは思いますが、介護を受ける人もほとんどお金を出さず、国が出すお金ばかりで運営される分野です。つまり、介護分野は伸びるにしても、結局国にとっては負担でしかないように思います。( 電気自動車のように、「呼び水」として一時的に供給すれば、今後自主的に成長できる分野ではないと思います。)
    あと、日本は法人税が高いので、(消費税を上げるのと引き換えに(?)) 法人税を下げると言っています。外国に比べて高いのであれば、下げても良いように思いますが、「日本ほど中小企業が税金を払わない国はない。( 半数 (3分の2(?)) 以上の中小企業が税金を払わない???)」とも聞きます。( 日本は外形課税ではないので、利益が出ていなければ、ほとんど税金を払わなくてよい。(?) )
    また、起業(会社の作り方)の研修会に言ったときに、「企業が利益を出すと税金を取られるから、日本の中小企業は経営者自身の報酬にして、ほとんど会社としては利益を出さない。」とも教わりました。もし、外国(欧米)並みに法人税を下げるのであれば、この辺りも欧米並みにすべきと思います。

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