締め鯖の作り方

起きると大きなウネリが入ってきている。ネットで海況をチェックしたら、午前中はこのままといった感じ。あれこれ考えていたらトヨタマリーンの藤原さん(この人からフネを買いました)から電話あって「それほど問題はないと思います。城ヶ島までが少し向かい風で波もある程度でしょう」。

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正面は城ヶ島大橋

以前も書いた通りフネの営業さんは40年前の輸入車の営業さんと同じく、ユーザーとの距離が近い。いろいろ気を回してくれるのだった。おやぢチームは慎重。出港前、さらにマリーナで海況を聞く。ということで9時過ぎに出港。とりあえず城ヶ島を目指す。確かに向かい波だったものの45分で城ヶ島。

帰りも剣崎でワラサをやっつけようとモクロミ釣り船団に紛れ込むも、全般的にけだるい雰囲気。全く釣れていない。さらに波も高く、気持ちよい釣りにゃなりそうもなし。挫折し「ベイサイドに寄ってステーキでも喰うか」という作戦に切り替える。するとどうよ! 浦賀水道航路のすぐ横に船団が出来ている。

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上がいわゆる「トロサバ」とか「黄金サバ」と呼ばれる高級サバ

寄っていくと皆さん一本釣りの漁船。気合い入ってます。見たら大きなサバが釣れている。いわゆる『松輪サバ』と呼ばれる脂の乗った絶品。末端価格2000〜8000円という関サバに次ぐ高級魚だ。とりあえずお土産分くらい釣りましょうか、と仕掛けを投入したら、30分ほどで6本。ウチ2本は5000円級でした。

一同大満足し、ベイサイドマリーナでステーキ食べ、藤原さん情報によれば「午後は大荒れになると思います」という羽田沖をパス。京浜運河通って夢の島マリーナへ。とりあえず5000円級はサバいて刺身。いやいやホントに美味しい! サバと思えない食味なのだ。身の色も白に近い。

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マナ板に塩を敷き、その上に身を置き、さらに塩

小振りなサバは明日食べようと締め鯖に。すると板さんが「やりましょうか?」。ということでプロのワザを拝見す。まず3枚に下ろして塩を振る(けっこう多い!)。この状態で50分ほど置き、水洗い。続いて大きい「毛抜き」で中骨を抜く。こいつが残っていると食べた時に痛い目に遭います。

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普通のサバの身の色より白っぽい

一旦、キッチンペーパーで水分を取った後、お酢に漬け込む。下の状態くらいまでお酢を入れ、上からキッチンペーパーでフタをすれば完了。20〜30分置くと、下の写真のような色になります。この状態で冷蔵庫に入れておけば、2日間くらい美味しく頂けるそうな。いつも翌日全部食べちゃいますけど。

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またトロサバを釣りにいかなくちゃ!

天気予報を見たら12日は大荒れ確実。本日も15時くらいから夢の島マリーナは出港停止になってました。9日も天気悪かったし。といった点じゃ大いにラッキーだったかもしれません。これで夏休み終了。明日から気合い入れて原稿書きでございます。次の出漁は10日後か?

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2 Responses to “締め鯖の作り方”

  1. お百姓 より:

    いや、このしまり具合我慢できません。こういうのは、自分で締めないと食べられませんから。うらやましい限りです。うーん自分で締めて食べたい。

  2. T.S より:

    昨日、お店に食べに行きました。
    もんの凄くおいしかったです。
    肝吸いは絶品でした!!
    あっとゆうまに完食して仕舞いました。
    店のきれいなパートの方に先生は居ますかとお聞きしましたが、ご不在ということでした。
    本当においしかったのでまた伺いたいと思います。
    タイミングが合えばお話をしたいと思います。

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