ウッズの事故、制限速度72km/hの倍で走っていたという。ヒュンダイの安全性は?
タイガーウッズの事故の状況が少し判明した。制限速度(72km/h)の2倍くらいの速度で走っていてコーナーを曲がりきれなかったという。事故直後に下のような記事をアップしたけれど、まぁその通りでした。問題は2つ。なぜそんなスピードを出したのかという点と、ジュネシスGV80の安全性です。「GV80だから助かった」説と「GV80だからケガした」説に割れる。
まず「なぜ速度出したか?」という点については、警察などが薬物の影響を否定している(ただ本当かどうか不明)。時間を考えたら飲酒のセンも薄い。となれば巷間言われている通り「ロケの時間に遅れそうになったから飛ばした」ということになるんだと思う。あのあたりに住んでいるアメリカ人だと飛ばさないけれど、出そうと思ったら飛ばせる道路だ。
現場はけっこうな下り坂。速度を見誤った可能性が最も高い。基本的に運転、ゴルフの腕前と違い上手じゃないんだと思う。GV80の安全性だけれど、これはもうケースbyケース。コントロールを失った速度が140km/hで、中央分離帯を乗り越え、路外に転落している。車両のダメージを見ると決定的と思えないが、おそらく何度か大きい衝撃を受けているかと。
一般的な衝突は基本的に大きい衝撃が1回。衝突試験などもそうですね。けれど今回の事故、おそらく停止するまで何回かに渡って衝撃を受けている。最初の衝撃でエアバッグが全部開いてしまったなら、その後は付いて無いのと同じ。よく映画などでエアバッグ開いたらそのまんまになってるシーンも見る。実際は展開し、すぐしぼみます。大きな衝撃に対し1回しか有効じゃない。
おそらく中央分離帯を乗り越えた時の衝撃でエアバッグは展開したと思う。その後の横転や前から受けている衝撃に対し、エアバッグの恩恵無し。フロントの壊れ方など見ると両足の骨折も(1箇所は複雑解放骨折)仕方ないと考える。また、コントロールを失う際、横滑り防止装置でカバー出来たんじゃないかという話もあるけれど、こればかりは試してみないと不明。
特にヒュンダイが悪かったということも、強かったということもないと思います。
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