「BYDに乗ると情報を抜かれたり乗っ取られたりする」はパラノイアの妄言。心配ならシム抜けばOK

「自分はクルマに詳しい」と思いこんでいる人が最もタチ悪いデマ情報を流すから困ったものである。BYDのハードが良いことを認めざるを得なくなったのだろう。ここにきてBYDに乗ると「情報を盗まれる」とか「中国政府に乗っ取られる」みたいな荒唐無稽(デタラメ)なことを言い出し始めた。こういった発言、何の根拠もありません。

シーライオン7に入っているシム

荒唐無稽の代表が以下のような内容。曰く「中国のEV(コネクテッドカー)は、位置情報や映像、音声などを収集する「動くセンサー」です。無線でのソフト更新が標準なため、中国共産党の意図によって遠隔からサイバー攻撃を仕掛けられたり、車両の機能停止や誤作動を引き起こされたりするリスクが世界的に懸念されています」だって。

こういった人はクルマのどこで情報をやりとりしていると思っているのだろう。中国本国から人工衛星経由でコネクテッドしてるって? そんなシステムじゃセンサー使えば簡単に見つけられる。実際どうやっているかといえば、正々堂々携帯電話の通信機能を使ってます(BYDが使っているキャリアはソフトバンク)。もし情報盗まれるのがイヤなら、車載シムを抜けばいい。

私のシーライオン7。機密行動するときは(笑)シム抜く

私の場合、中国に聞かれて困るようなことなどないし、機密の場所に入っていくことだってない。自動車メーカーのテストコース、どこも自分のクルマは構外に駐めるようになってます。ちなみにその気になれば車内の会話など録れるだろうけれど、だとしたらほとんどのレンタカーに装備されているドラレコの方がずっと怖い。車内会話、全て録音されてます。

乗っ取りだってタチの悪い小説の見過ぎ(笑)。遠隔サイバー攻撃だけれど、日本で販売されているクルマはジュネーヴ条約の『UN-R156』『UN-R155』というセキュリティ対策が必要になっている。アクセルやハンドルに代表される制御領域は駐車時のみしかアクセスできない。この機能、厳密にチェックされているので走行中に暴走させることなど不可能。

駐車中なら少し過敏な制御に変更できるものの、アクセル全開やフルブレーキ領域まではシステム的にできない。100歩譲って走り出した途端に全開となったら、今やSNSの時代。数台が暴走しただけであっという間に広まる。そんな効率の悪い攻撃方法を、巨額の費用投じて行ってもコスパ悪いです。「中国車は乗っ取られる」はパラノイアの妄言だ。

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