ホンダ、魅力的な価格で電動バイクを発表! もう少し新しさがあれば100点なのに

ホンダは東南アジアの2輪市場を中国車に持って行かれたら、今年で言えば収益の半分以上を失うことになる。それだけ重要なジャンルなのだけれど少しばかりスピード感が足りないと思う。そして2つの点で「う~ん!」。もっといえば、購入しようかと考えたのだけれど今回は断念することにしました。最大の理由は「新しさを感じないから」でございます。以下つらつら。

上の写真を見て頂ければ解る通り『EM1 e:』とネーミングされた50ccバイクに相当する電気バイクは、見た感じエンジン付きのスクーターと全く見分け付けない。最近世界規模で登場している電気バイクって、今までのエンジン付きバイクと全く違うデザインや雰囲気を持つ。そもそもパワーユニットなどの構成が違うため、今までのエンジン搭載を前提としたデザインにこだわる必要なし。

そして東南アジアで主役となる2輪車ってスクーターじゃ無く実用車。こんな華奢じゃ厳しい。思い起こしてみればホンダが世界のバイクを席巻したスタートはスーパーカブとCB750です。既存のバイクと全く違うアプローチだった。電気バイクで勝負するのに普通のスクーターを出してどうする、です。始めてスーパーカブを見たアメリカ人は満面の笑みだったと聞いた。

実用車ならイタリアの「AAウィズ」みたいな

それほどの台数は売れないと思う。EM1 e:の販売目標も年間3千台と少ない。価格は29万9200円。東京都だと9万3千円の補助金が出るため20万6200円で買える。原付スクーターと同じくらいの価格だ。売れそうな気もするけれど、ホンダは3千台と予想したんでしょう。でも超カッコよくて&今までに無い新しさを感じさせるデザインだったら、3千台なんか瞬殺だと思う。

失敗を恐れずチャレンジして欲しい。初代スーパーカブを開発したような年齢の社員に任せたらどうだろう?

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3 Responses to “ホンダ、魅力的な価格で電動バイクを発表! もう少し新しさがあれば100点なのに”

  1. GG Hippy より:

    二輪はホンダ以外は目じゃなかった 4サイクルエンジンの排気音にかっこいいデザインのCB CL250で走り回ってました 大人になりさて四輪となった時
    ホンダはどんどんダサくなっていきました 10車くらい乗り継ぎ結局ホンダ車は所有する事なくカーライフは終わろうとしています。 

  2. z151 サンバー愛好者 より:

    多分八丈島で使用する前提でe-バイクの検討なんだろうなと思いました。
    N-VANベースのBEVだから4輪+2輪の離島6輪ライフと考えると、ホンダで2輪も揃えると統一感が出そうです。
    おまけにガソリン要らないし、発電容量次第ですが電気も自給自足できそう。
    水が確保できるならライフラインの完全自給自足だって可能なのかも。
    夢が広がります。

    そういう夢を描くのにホンダの電動スクーターは普通ですね。
    「ニケの翼」ホンダウイングの羽ばたきが欲しい。

    モトコンポ出したホンダなのだから6輪EVライフの新しい提案くらいあっていいと思います。
    折り畳めて車載可能なラストワンマイル的モビリティーにこんなのあります。

    https://youtu.be/HmZI0K4w_UE

    これなら玄関の土間タタキにちょいと置いておけるし、ほぼ自転車感覚(125cc相当の装備は必要)です。
    オプションでキャリアつければ買い物かごそのまま括りつけて近所にお買い物もできます。

    近所に林道のようなオフロード道があるならサーロンbeeみたいなのもありますし。(お値段それなりにしますが)
    ホンダからワクワクするような商品を期待したいです。

  3. たまちゃん より:

    是非国沢さんの試乗レビューをお願いします。

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