元日の夕方、家族や友人知人とお屠蘇を楽しんでいる時に大津波警報が出たらどうしますか?

実際、昨日はそういった人が少なくなかったようだ。どうしたらいいか? 基本的には刑法37条にある「緊急避難」の解釈でいい。内容を挙げると「自己又は他人の生命、身体、自由又は財産に対する現在の危難を避けるため、やむを得ずにした行為は、これによって生じた害が避けようとした害の程度を超えなかった場合に限り、罰しない」となります。

避難に当てはめてみよう。もし津波の被害に遭う可能性の無い地域にいるのなら、誰でも解る通り運転したら明確な違反となる。また、津波の被害に遭う可能性ある地域であっても、自分の足で安全な場所に避難出来るのなら「現在の危難を避けるため、やむを得ずにした行為」と言い難い。そもそも自力で逃げられる場合、クルマを使うことは全く推奨されないです。

自力で逃げられないような人が一緒に居たならどうか? まずお屠蘇を飲んでいない人を探す。居ないのならクルマの運転をして逃げられない人を安全な場所まで連れて行く行為は緊急避難の条件を満たす。私なら迷うこと無く自力で逃げられない人をクルマに乗せて避難します。というか、警察だってそのくらいのことで四の五の言わない。躊躇わないこと。

ちなみに走行中、大きな地震に遭遇したらどうすべきか? 後続車に注意しながら減速し停車。走行を続けると地割れに落ちたり、段差と衝突する。揺れが収まったなら、一番短い移動距離で安全な場所までゆっくり走って停車。ラジオやSNS(フェイスブックやXが正確かどうかは別にして情報は早い)で状況を考えよう。クルマの中が最も安全かつ快適だ。

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何度か書いてきている通りサイバイバルセットを常備しておくことで24時間くらいなら滞在可能。道路事情などで移動出来ず、火事も迫ってきているならクルマを置いてサバイバルセットだけ背負って逃げよう。その場合、クルマのロックはせずキーも車内に。クルマより命が重要だ。サバイバルセット、こんな時にイキオイで良品を買うことを強くすすめておく。

注・警察には火事場泥棒の抑止を強く御願いしたい。すでに能登へ向かって走り出している窃盗グループは多いと思う。避難所に行くときは貴重品を持っていくこと。

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One Response to “元日の夕方、家族や友人知人とお屠蘇を楽しんでいる時に大津波警報が出たらどうしますか?”

  1. kyamaga1330 より:

    1964年の新潟地震時には高校3年で、午後の授業前に大きな揺れに校庭に避難しました。
    しかし立ってはいられずに座り込みましたが、しばらくは校庭にいて揺れが収まり教室に戻りましたが、即、授業はなしで帰宅の指示が出ました。しかし鉄道もバスも運休で歩いて自宅に向かいました私の自宅は一駅でしたので1時間で家にはつきましたが、遠い人は夜中の11時になったそうです。今ほど自家用車は多くはないので、国道も車は少なく安全ですね。その後の被害状況は今回の地震と同じ感じですね。火災はそれほど無くて新潟市内の石油タンクの火災が話題でした。今ほどインフラが進んでいないので、電気がある限りは日常生活には支障はなかった。今なら避難は車でと考えますが、道路状況を考えると安全とは言えない。

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