日本車の売れ筋になっている3列シートのミニバンであるベルランゴに乗ってみました~

輸入車は記事を書いても読んでくれる人が少ないため積極的に広報車を借りていなかった。先日プジョー2008に乗ったら期待以上に楽しかったので、返却の際「ベルランゴの3列シート仕様はありますか?」と聞いたら「あります」。気になっていたクルマとあり試乗してみた次第。このクルマの面白さは輸入車で珍しいフル3列シートミニバンという点にある。輸入車、2列+2が多い。

しかも燃費の良いディーゼルエンジンである。日本車の売れ筋は今や燃費の良いハイブリッドの3列シートミニバン。ベルランゴって面白い存在だったりして。価格も興味深い。5月1日から値下げをしたため437万円になった。ノアに欲しい装備を乗せていけば同じような価格になります。ベルランゴだと電動スライドドアは選べないけれど、私なら気にならない。

キャビンは2列目がセパレートの3人掛け。日本の3人掛けと文化が違う感じ。チャイルドシートは3席にセット可能。子供3人の家庭だと便利そうだ。また、3列目シートを使う6人乗車なら、2列目の助手席側や中央席を常時収納(前に倒す)しておけば便利。3つのシートそれぞれ別個に収納出来るようになっている。私はリアシートに座る機会が無いので気にしない(笑)。

3列目シートもセパレートになっており、なかなか快適。シートと窓ガラスの間に「棚」みたいなスペースがあり、ヒジを乗せられます。3列目シートはダイブダウン収納だけでなく(収納しても床下や左右にハネ上がらない)、工具無しで脱着可能。3列目シートを使う機会がほとんどないなら、外しておき広いラゲッジスペースとして使うのもいいんじゃなかろうか。

肝心の走りはどうかと言えば、やはり輸入車らしさにあふれる。スペックだと130馬力にすぎない尿素式1500ccの4気筒ディーゼルながら、どっこい! けっこう元気に走ってくれる。日本の交通の流れならアクセル開度半分くらいの十分な感じ。ATは8速。実用燃費15km/Lを考えておけばいいだろう。ガソリンより10%くらい安価な軽油なので燃料コストはハイブリッド車より安い。

ロングボディの最高速は175km/h

ハンドリングは素敵。商用車と共通のプラットフォームのためか、骨太な感じがする。高速走行時のスタビリティが高く、なかなか頼もしい。乗り心地にウルサイ私でも納得出来るし。ADASは標準でアダプティブクルーズやレーンキープサポート、バックカメラなどフル装備。10インチ液晶画面でカープレイやアンドロイドオートが使える。フランス車も現代的になった(笑)。

ベルランゴのWebへ

ベルランゴの3列シートはプジョーのリフター(468万円)、フィアット・ドブロ(416万円)の3兄弟。エクステリアはフロントマスク。インテリアだと質感の違いだと考えておけばいい。ディーラーで選ぶのも手か? アフターサービスを考えたら近くにあるディーラーで扱っている車種が便利。兄弟車だし同じステランティスなんだからアフターサービスだけ共通にすれば有難い。

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5 Responses to “日本車の売れ筋になっている3列シートのミニバンであるベルランゴに乗ってみました~”

  1. ひつじぐも より:

    人と違うクルマに乗りたいと思い、ベルランゴ/リフターは実用性もコスパも十分!と思いながらも、そつのないノアを選んでしまいました。自分は意気地なしです笑。

  2. shoyn より:

    販売台数が、少ないのですが、2,3度見かけたことが、あります。試乗もしてみたいですね。ただ、ディーラーが、遠いところにあって、現実的で、ありません。

  3. アミーゴ5号リリボーン より:

    以前シトロエンのコンパクトカーに丸一日試乗して、高速や山坂道のドライブから、その出来の良さ、走りの楽しさにビックリしたことがあります。

    プジョーには、未だ乗ったことがありません。クルマ好きの自分でも、よほどのことがない限り、乗る機会がありません。

    それに特に欧州車は、街のチョイ乗りでは、その良さが分からないんですよね。遠出ができるチャンスをさがして、プジョーにも試乗したいと思いました。

  4. すがけん。 より:

    このテの車、FFしかありませんが雪道性能はどうなんでしょうか?岩手に住んでいてスキーやります。30年近く親方信者でして、スパーダFFに乗っていてIG7履いて居ます。停止からの発進は正直ヒヤヒヤしています。ぜひ雪道インプレッションお願いしたいです。

  5. PAL より:

    ベルランゴ乗った「ついで」といってはなんですが、ルノーカングーの試乗もお願いします。

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